阪神・佐藤輝「不敗神話」健在!大山と打点そろい踏みなら24連勝...苦手の高め直球攻略した適時二塁打

2025年4月27日(日)5時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神6—2巨人(2025年4月26日 甲子園)

 いきなり阪神・佐藤輝が虎ファンを沸かせた。伝統の一戦には今季最多となる4万2631人の大観衆が集結。巨人戦は今季5試合目にして初めて宿敵に先制点を許した。しかし虎の4番が一打で流れを引き戻した。

 「(打てて)良かったと思います。それ(チームの勝ち)が全てじゃないですか」

 見せ場は0—1で迎えた初回だった。2死二塁。前回6日の対戦では2打数無安打に抑え込まれた先発左腕・石川に雪辱を果たした。カウント2—2から見逃せばボール球となる高め直球を捉えた。痛烈な打球は右中間を切り裂いた。2戦連続安打、打点となる同点の適時二塁打。あっさり同点に追いついたことが、後の逆転劇にもつながったはずだ。

 苦手なイメージも自ら払拭した。試合前時点で今季は高めのボール球に対して7打数無安打と苦戦。その“弱点”を快音に変えて好調ぶり証明した。8本塁打はリーグトップ、22打点はリーグ2位。長打率・655はリーグトップ。1打席目の打率は・429を誇る。「良かったと思います」と打撃への手応えをにじませた。

 また、今季も「不敗神話」は健在だ。同点で迎えた8回1死二塁からの第4打席。申告敬遠で出塁した直後、大山の決勝打で勝負は決まった。実は佐藤輝&大山がそろって打点を挙げれば昨年4月3日のDeNA戦から引き分けを挟みチームは驚異の24連勝だ。

 5年目の今季は開幕を3番で迎えるも、15日のヤクルト戦からは4番としての出場が続く。前日25日の巨人戦では8号3ランを放つなど、ここまで4番としては37打数13安打で打率・351、14打点と勝負強さを発揮。頼もしい中軸コンビの快音が勝利のピースには欠かせない。(山手 あかり)

スポーツニッポン

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