WBOフェザー級王者エスピノサ、井上尚弥の「前座」務める 日本のファンに「井上を迎え撃つ準備」アピール
2025年4月28日(月)13時12分 J-CASTニュース
プロボクシングのWBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ、31)が、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)との対戦をアピールした。
井上のセミファイナルで3度目の防衛戦
米ボクシング専門メディア「ザ・リング」(ウェブ版)が2025年4月26日に報じた。
エスピノサは25年5月5日(日本時間)に、米ラスガスで同級10位エドワード・バスケス(米国、29)を相手に防衛戦を行う。
この試合は、井上の防衛戦のセミファイナルとして行われ、井上と「共演」することになる。
エスピノサは井上の1階級上のフェザー級王者だ。現在、スーパーバンタム級の井上が将来的に階級をひとつ上げた際に、有力な対戦候補となる。
スポーツ紙の報道によると、井上は早ければ26年にも階級をフェザー級に上げる可能性があるという。
将来的に対戦する可能性がある井上と同じリングに上がるエスピノサ。米ボクシング専門メディア「ザ・リング」のインタビュー取材に対し、次のように答えたという。
「私の頭の中にあるのはバスケスを倒すことだけ」
「私の頭の中にあるのは、エドワード・バスケスを倒すことだけです。でも同時に、井上尚弥との試合にも備えていることを日本の皆さんに見せたい。そのような試合ができれば、私は世界最高のパウンド・フォー・パウンドファイターのひとりになれるだろう。試合当日は、会場にいるすべてのメキシコ人に素晴らしい夜をプレゼントする」
エスピノサは、フェザー級としては破格の身長185センチの選手だ。23年12月に無敗でWBO世界フェザー級王座を獲得し、現在、2度防衛している。戦績は26勝(22KO)無敗と、高いKO率を誇り、メキシコのスター候補に挙げられる。
一方の井上は、エスピノサと同じリングで、WBA世界スーパーバンタム級1位ラモン・カルデナス(米国、29)を相手に防衛戦を行う。カルデナスのプロ戦績は、26勝(14KO)1敗。
王座防衛に成功すれば、9月に元WBA・IBF世界スーパーバンタム級王者で、現WBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)を相手に防衛戦を予定している。