井岡一翔、マルティネスとの再戦へ練習公開「いい状態に仕上がった」…NYデビューする後輩・堤麗斗へ「世界を代表する選手になって」とエール

2025年4月28日(月)16時37分 スポーツ報知

練習を公開した井岡一翔(カメラ・小泉 洋樹)

◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・フェルナンド・マルティネス—同級6位・井岡一翔(5月11日、東京・大田区総合体育館)

 元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(志成)が28日、都内の所属ジムで同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との再戦に向けた練習を公開。シャドーボクシングを1ラウンド披露し、「いい状態に仕上がっている」とリラックスした表情で話した。

 井岡はWBA同級王者だった昨年7月、IBF同級王者だったマルティネスとの王座統一戦で0—3で判定負けし王座陥落。両者の再戦は昨年大みそかに行われる予定だったが、マルティネスがインフルエンザに感染し、試合前日に中止となっていた。

 ここまで、アルヒ・コルテス(メキシコ)や吉良大弥(志成)らと約100ラウンドのスパーリングをこなしたという。仕切り直しとなった再戦へ「試合期間が伸びた分に練習したことがプラスになっていると思うし、試合に向けての考え方や対策もより深く落とし込めた。すごくいい時間を作れたんじゃないかと思う」と手応えを口にした。佐々木修平会長も「準備期間が増えたことをプラスにとらえて、さらに緻密(ちみつ)にトレーニングできている」と話した。

 また、5月2日(日本時間3日)に米ニューヨークのタイムズスクエアでプロデビューするジムの後輩の堤麗斗(22)について「彼はここから新たな日本のボクシングの歴史を作ってくれる選手だと思う。次の世代の選手たちにもすごい大きな影響になる。それだけの期待や使命を背負ってる選手だと思う。世界を代表する選手になってもらいたい」と期待。

 井岡自身も「後輩たちに与えられる部分は与えていきたい。一番は、世界チャンピオンとして背中を見せること。自分がリベンジしてもう1回世界チャンピオンになれば、それだけでもすごいメッセージになる。現役として1戦でも長くやっていきたい」と改めて王座返り咲きへの意欲を示した。

 戦績は、井岡が35戦31勝(16KO)3敗1分け、マルティネスが17戦17勝(9KO)。

 試合はABEMAでライブ配信される。

スポーツ報知

「世界」をもっと詳しく

「世界」のニュース

「世界」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ