西郷真央 メジャーV王手 唯一日本人の優勝なし 長距離コース舞台で1メートル58が歴史的勝利に前進
2025年4月28日(月)1時30分 スポーツニッポン
◇米女子ゴルフツアー シェブロン選手権第3日(2025年4月26日 米テキサス州カールトンウッズ・クラブ(パー72))
26日に第2ラウンド残りと第3ラウンドが行われ、トップと1打差の2位から出た西郷真央(23=島津製作所)が第3ラウンドを4バーディー、1ボギーの69で回り、通算9アンダーでユ・ヘラン(24=韓国)と首位に並んだ。本格参戦2年目の西郷は米ツアー初優勝と日本女子5人目(6度目)のメジャー制覇を目指す。
気まぐれな風もタフなピンポジションも西郷の敵にはならない。69の好スコアで回り終え「気持ちをリセットしながら一打一打プレーした。それがいい方向につながった」と充実感をにじませた。
フェアウエーキープ率は100%。安定したティーショットを支えにスコアを伸ばした。3番パー3は50センチ、8番は1メートルにつけてバーディー。6番と13番ではグリーンの外から58度のウエッジで放り込み、2度のチップインバーディーを奪い「6番は入る気がした。13番は最後に風のひと押しで入ってくれたのでラッキー」と笑った。
カリフォルニア州の開催時代から長距離コースを舞台にしたこの大会は、パワーヒッターに有利。飛ばし屋の福嶋晃子が01年に2位に入っているが、メジャーで唯一日本人の優勝がない。1メートル58の西郷がその壁を打ち破ろうとしている。「つらいシチュエーションになったとしても、自分をしっかりコントロールして最後まで集中したい」と残り18ホールを見据えた。