優勝者恒例の池飛び込み、西郷真央「1人で恥ずかしい」とマネジャーら3人と…ジャンボ尾崎の愛弟子

2025年4月28日(月)20時3分 読売新聞

メジャー初制覇を果たし、トロフィーを掲げる西郷真央=帯津智昭撮影

 【ウッドランズ(米テキサス州)=帯津智昭】女子ゴルフのメジャー大会、シェブロン選手権で27日に初優勝した西郷真央選手(23)は、中学時代にプロを志した。日本ゴルフ界を引っ張り、「ジャンボ」の愛称で知られる尾崎将司さん(78)に師事し、今回の快挙につながる礎を築いた。

 メジャーでは史上最多の5人によるプレーオフを制した西郷選手。優勝者は18番ホールの目の前にある池に飛び込むのが、大会の恒例だ。「1人で飛び込むのは恥ずかしかった」と、マネジャーらと手をつないで3人で池にジャンプ。優勝者用のバスローブを着て、トロフィーを掲げた。

 千葉県船橋市出身。海外の選手に憧れ、プロを目指した西郷選手は、尾崎さんが主宰する「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」の1期生になり、2019年、アカデミー生で初めてプロテストに合格。国内で通算6勝を挙げ、昨年から米ツアーに本格参戦した。

 尾崎さんはまな弟子を「西郷せごどん」と呼び、かつて「ゴルフに対する考え方、取り組みが優等生」と評している。努力を重ねて成し遂げた快挙に「海外での初優勝がメジャーとは西郷らしいね。常に準備を怠らない西郷だから、いずれ勝利の報告があるとは思っていた。西郷どんメジャー優勝おめでとう」と祝福した。

 西郷選手も「基礎を作ってくださったのは、やっぱり『ジャンボ邸』での練習。今でももちろん感謝しているし、帰国したら(優勝の)報告に行きたい」と、恩師への思いを語った。

 西郷選手は昨年の米ツアーで、日本勢として1990年の小林浩美さん(62)以来となる新人賞に輝いた。日本女子プロゴルフ協会の会長を務める小林さんは、メジャー制覇を「日本ツアーで培った力を、さらに国際色豊かなツアーでもまれながら進化させてつかんだ勝利は格別だったと思う」とたたえた。

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