降格圏ニュルンベルク、痛恨のPK失敗で金星逃す…バイエルンも絶好機逸でドロー

2019年4月29日(月)3時11分 サッカーキング

首位バイエルンは17位ニュルンベルクとドロー [写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ第31節が28日に行われ、FW久保裕也が所属するニュルンベルクはホームでバイエルンと1−1で引き分けた。久保はベンチスタートで、2試合連続の出番なしに終わった。

 バイエルンは23分、ダヴィド・アラバがペナルティエリア手前のFKで直接狙うが、シュートはGKクリスティアン・マテニアに触られてクロスバー直撃。35分には連携ミスからピンチを迎え、バックパスをエドゥアルト・レーヴェンに狙われたが、GKスヴェン・ウルライヒがギリギリでクリアして難を逃れた。

 試合が動いたのは48分、降格圏内の17位ニュルンベルクが先制に成功した。セバスティアン・カークの折り返しに中央のレーヴェンが合わせたが、これはGKウルライヒにセーブされる。だが、こぼれ球を拾ったマテウス・ペレイラがエリア手前右から左足シュートをゴール左隅に沈めた。

 まさかの先制を許したバイエルンは69分にハメス・ロドリゲスがエリア手前右のFKで直接狙うが、これはGKマテニアにセーブされる。それでも、猛攻が実ったのは75分、キングスレイ・コマンが右サイドからクロスを上げると、ファーのセルジュ・ニャブリが絶妙なタッチで合わせてダイレクトでループシュートを決めて、同点に追いついた。

 ニュルンベルクは89分、ゲオルク・マルクライターが相手エリア内でファールを受けてPKを獲得。後半アディショナルタイム1分、ティム・ライボルトがゴール右隅を狙ったが、無情にもポストに弾き返されて、絶好の勝ち越しのチャンスを生かせなかった。

 後半アディショナルタイム5分には、コマンが完全に抜け出してGKと1対1でシュート。しかしこれはGKマテニアのスーパーセーブに阻まれ、バイエルンも逆転のチャンスを物にできず、ドローで終わった。首位のバイエルンは、今節敗れた2位のドルトムントを突き放すことができず、勝ち点差は「2」となった。

 次節、ニュルンベルクは5月4日にアウェイでヴォルフスブルクと、バイエルンはホームでMF原口元気とFW浅野拓磨が所属するハノーファーと対戦する。

【スコア】
ニュルンベルク 1−1 バイエルン

【得点者】
1−0 48分 マテウス・ペレイラ(ニュルンベルク)
1−1 75分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)

【スターティングメンバー】
ニュルンベルク(4−4−2)
マテニア;バウアー(88分 イリチェヴィッチ)、ミュール、エヴェルトン、ライボルト;ペレイラ、べーレンス、エラス、カーク;イシャク(72分 ティルマン)、レーヴェン(82分 マルクライター)

バイエルン(4−3−3)
ウルライヒ;キミッヒ、ズーレ、フンメルス、アラバ;チアゴ、J・マルティネス(56分 J・ロドリゲス/72分 デイヴィス)、ゴレツカ;ミュラー(46分 ニャブリ)、レヴァンドフスキ、コマン

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