【柔道全日本選手権】過去2度優勝の原沢久喜は昨年に続いて準優勝 来年の推薦出場に意欲

2025年4月29日(火)19時39分 スポーツニッポン

 ◇柔道全日本選手権(2025年4月29日 東京・日本武道館)

 原沢久喜(長府工産)は、決勝で香川大吾(ALSOK)に大内刈りで技ありを奪われて敗れ、昨年に続いて準優勝だった。2年前に敗れた田嶋剛希(パーク24)に初戦の2回戦で判定勝ちした試合が「ターニングポイントだった」。以後は「我慢して、やりたい柔道ができた」と満足そうな顔で振り返った。

 代表レベルでの選手活動に区切りをつけ、この日の全日本が昨年の同大会以来の試合だった。練習量も柔道への取り組みも変化した現在は、海外での指導者転身の準備をしていると言う。「今年中に米国のテキサスの道場に、コーチとして行く。語学の勉強もしたい」と、32歳の新たな出発を明かした。

 それでも「五輪に向かって上がっていった原点の大会」という全日本選手権には、特別な思い入れがある。準優勝で来年の推薦出場の権利を手に入れ「引退が延びたかな。出続けられるのは、幸せなこと」と、来年の出場に意欲を見せた。

スポーツニッポン

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