【関西学生】関大 金丸後継エースが呼んだ劇的サヨナラ「自分が引っ張る」中1日登板で今春初勝利
2025年4月29日(火)14時21分 スポーツニッポン
◇関西学生野球春季リーグ第3節2回戦 関大3—2同大(2025年4月29日 GOSANDO南港野球場)
関西学生野球の春季リーグ第3節2回戦が29日に行われ、関大が同大からサヨナラ勝利を挙げて今節を1勝1敗とした。
同点の9回2死二、三塁で相手の暴投の間に三走がサヨナラの生還を果たした。
主戦左腕の意地が劇勝を呼んだ。最速142キロ左腕の荒谷紘匡(4年)が同点の9回に6番手として救援。内野安打と四球で2死一、二塁を招きながら右飛に抑えて、直後のサヨナラにつなげた。
「劣勢だったとしても絶対に投げると思って準備していた。この春はなかなか勝てていなかったけど、何とか勝利につなげることができてよかったです」
27日の1回戦では先発して7回1失点(自責0)と好投するも敗戦。今春は登板3戦3敗だった中、前回から中1日での救援登板で今春初勝利を挙げた。
今春は、昨秋ドラフト1位で中日に入団した金丸の後継として主戦投手を担う。「金丸さんが抜けた穴は大きいけど、自分が後ろの投手を楽にさせてあげられるように引っ張っていきたいです」と言葉に力をこめた。
◇荒谷 紘匡(あらたに・ひろまさ)2003年(平15)4月9日生まれ、佐賀県多久市出身の22歳。小2から多久南部少年野球部で野球を始めて投手などを務める。東原庠舎中央校では軟式野球部に所属。佐賀北(佐賀)では1年夏に背番号11で甲子園に出場し、1年秋から背番号1。関大ではリーグ戦に2年春から登板して通算6勝。1メートル85、80キロ。左投げ左打ち。