【ソフトバンク】4月を最下位で終えたのは生卵事件の96年以来 山川と今宮の開幕スタメン2人も途中交代
2025年4月30日(水)22時28分 スポーツ報知
9回1死一塁、嶺井博希が空振り三振に倒れて肩を落とす小久保裕紀監督(右から2番目)ら(カメラ・義村 治子)
◆パ・リーグ 日本ハム6—1ソフトバンク(30日・みずほペイペイ)
泥沼の4月を象徴するようなゲームだった。7回の守備から山川が左太もも裏の張りを訴え、8回2死では今宮が右肘の死球で途中交代となった。開幕スタメンで1軍に生き残る2人までアクシデントに襲われ、今季2度目の4連敗で借金は今季最多の6。3・4月は9勝15敗2分けで、5位ロッテとは2ゲーム差。ホークスが4月終了時点を最下位で終えるのは、王監督が率いた96年のダイエー時代以来。ファンがチームバスに生卵を投げつける事件があった年だ。
自慢の堅守にもほころびが生じている。昨季のチーム失策数は12球団最少の「53」だったが、今季はこの試合で2つ加えて両リーグ最多の「20」となった。昨季のリーグ王者がまさかの低空飛行。小久保監督は「急には変わらない。明日から新しい月ですから。今から選手にも話して、気持ち切り替えていきます」と試合後の会見を締めた。小久保ホークスでは試合後のミーティングは異例。近藤、柳田、周東、正木の主力野手が離脱する中、残されたメンバーで5月からの逆襲を目指す。