ジャガー横田、“過激な仕掛人”新間寿さんとの「確執」に感謝「女子プロレスを認めさせるために頑張れた…いい意味のぶつかり合いだった」
2025年5月1日(木)6時20分 スポーツ報知
新間寿さんの告別式に参列したジャガー横田
4月21日に90歳で亡くなった“過激な仕掛人”とうたわれ、アントニオ猪木さんと共に昭和の新日本プロレスで黄金時代を築いた元新日本プロレス専務の新間寿さんの告別式が4月30日、新宿区の感通寺でしめやかに営まれた。
式には、親交のあった経団連の十倉雅和会長、初代タイガーマスクの佐山サトル、藤波辰爾、大仁田厚、ジャガー横田、中嶋勝彦、Sareee、マリーゴールドのロッシー小川代表、MIRAI、力道山の妻・田中敬子さんら多数のプロレス関係者が参列した。
祭壇には笑顔の遺影が飾られた新間さんは、新日本プロレスのロゴマークが入った愛用したジャケットに佐山からプレゼントされた青のネクタイを着用しひつぎに収められた。戒名は「金剛院信定日壽居士位」。出棺では、スーパータイガー、間下隼人らレスラーがひつぎを担ぎ、プロレス界に偉大な功績を残した仕掛け人と最後の別れを惜しんでいた。
新間さんが会長を務めるストロングスタイルプロレス(SSPW)に参戦しているジャガー横田は「会長はレスラーではなかったですけど、プロレスを本当に盛り上げてくれた方だと思います」としのんだ。
ジャガーは、SSPWで相談役を務め女子部門の統括責任者だったが昨年10月15日の記者会見で新間さんと女子プロレスの方向性を巡り衝突し電撃退任した。こうした経緯を「ぶつかったこともありましたけど、新間会長は男子プロレスしか見ていないところがありましたから。新間会長がいたからこそ女子プロレスを認めさせるために頑張れたところもあったので、そういう意味では、いい意味のぶつかり合いであり、ナニクソってがんばれたので本当にプロレスをこよなく愛した方だなと思います」と振り返り「今、プロレスがあるのは新間会長が頑張っていただいたからだと本当に思います」と感謝をささげた。
さらに「男子プロレスの方とは縁がなかった。ひょんなことから縁があって、リングを与えてくださった方。その中で小さな確執があっていい意味でライバル意識を私が勝手に思って。新間会長がいたから頑張れたところもあった」と繰り返し、今後は「間違いなくあの世から見ていると思いますから変なことやったらバチがあたります。まっとうにがんばります」と誓った。