グッドイヤーが新仕様のLMP2向けスリックタイヤを発表。開発には複数のチームが協力

2025年5月2日(金)11時7分 AUTOSPORT web


 グッドイヤーは、ポール・リカール・サーキットで今週末開催されるELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第2戦『ル・キャステレ4時間レース』を前に、LMP2カテゴリー向けスリックタイヤの新コンパウンドを発表した。


 アメリカのタイヤメーカーは、2021年から同シリーズのLMP2クラスの単独タイヤサプライヤーを務めており、今季2025年のELMSに参戦する21台のオレカ07・ギブソンはすべて『EAGLE(イーグル)』のレース用タイヤを使用している。



 南フランスのサーキットでお披露目された新しいコンパウンドのグッドイヤー・レーシングタイヤは、レーススティント全体を通してドライバーのパフォーマンスと耐久性をさらに向上させることを目的として開発され、LMP2カーがグリッドに加わる、来月のWEC世界耐久選手権第4戦『ル・マン24時間レース』でも使用される予定だ。


 グッドイヤーのテスト&トラックサポートマネージャーであるジョアオ・コエルホは、「新しい仕様は、既存のLMP2用スリックコンパウンドを進化させたものだ」と語った。


「このタイヤは、複数のLMP2チームと緊密に協力し、サーキット走行とシミュレーションの両方で、広範囲にわたるテストを実施した。彼らの意見は、耐久レース特有の要求に合わせて構造を微調整するうえで非常に貴重なものだった」


「このパートナーシップにより、ル・マン24時間レースのような過酷な耐久レースに必要な信頼性を維持しながら、さらに高いパフォーマンス基準を提供するタイヤを開発することができた」


 グッドイヤーの新しいタイヤの導入は、2028年にデビュー予定の次世代LMP2マシンのシャシーとパワートレインのサプライヤーを探すための入札プロセスが現在進行中であることを背景に行われた。


 LMP2クラスに新仕様のタイヤが導入される一方、ELMSに参戦するLMGT3マシンは、引き続きグッドイヤーのイーグル・ミディアムコンパウンドを使用する。



グッドイヤーのLMGT3用レーシングタイヤ。左からミディアム、ハード、ウエット

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