J2札幌 DF西野奨太「バチバチにいけます」…前節長崎戦で頭部強打し途中交代も3日・山形戦へ万全

2025年5月2日(金)11時20分 スポーツ報知

リフティングするJ2札幌のDF西野(カメラ・砂田 秀人)

 J2北海道コンサドーレ札幌DF西野奨太(20)が、6試合連続先発へ不安を一掃した。1日、宮の沢で調整したチームの中に西野の姿があった。前節4月29日の長崎戦で相手FWフアンマとぶつかった際に左こめかみを強打。後半33分に交代となった。容体が心配されたが「元気ですよ。体はばっちり。バチバチにいけます」と3日のアウェー・山形戦出場に目を向けた。

 長崎戦は0—2から1点を返した直後にピッチから退いた。その後に追いついての引き分けに「0—2からというのは勢いになるし、今後ああいう状態になった時もいいイメージを持てる」。効果を口にはしたが、16位に沈む現状に向上の必要性は感じている。「上位勢は攻撃でも守備でもゴール前の質は高い。最後の局面の部分は上げていかないといけない」と勝負強さにこだわり、ゴールを死守する。

 新たな発奮材料も出た。長崎戦後、竹林京介フットボール部長(49)が6月の補強を明言した。FWとセンターバックの獲得に乗り出す方針は、センターバックの西野にとって大きな刺激となった。「守備陣も少ないし失点も多い(12試合で20)。補強の対象になるのは仕方ないと思うが」と理解は示しながらも「試合に出てる身としては率直に悔しいというのと、見返してやろうという2つの感情が出た。ここから結果とプレーで見返してやろうと思っています」と気持ちを高ぶらせた。

 第8節の徳島戦(1〇0)から定位置を確保。試合に出られない時期にはなかった疲れから、昼寝が日課になるほど生活は変わったが、その中で最良の態勢を築けるルーチンもできてきた。「今は自分の体としっかり向き合えている」。西野が充実感をピッチで発揮し、3試合ぶり勝利に貢献する。(砂田 秀人)

  〇…3月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けたGK高木駿(35)が1日、復帰への見通しを示した。全体練習には参加しなかったが、仲間がクラブハウスに引き揚げた後、佐々木GKコーチ相手に50本ほどシュートを受け、利き足の左でボールも蹴った。「来週にはGK練習にも入っていく予定でいる。そこから徐々に上げていきながら、1か月後くらいには完全に」と明るい表情でプランを明かした。開幕前の正守護神候補が、完全復活目指してピッチを上げていく。

スポーツ報知

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