谷口徹がジャンボの記録更新へ6位発進 いざ最年長57歳V 首位と2打差「いいゴルフを続けていきたい」

2025年5月2日(金)6時0分 スポーツ報知

好発進を決めた谷口徹

◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第1日(1日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70、賞金総額1億1000万円=優勝2200万円、観衆4451)

 ツアー通算20勝で57歳の谷口徹(フリー)が1イーグル、3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの1アンダー69で回り、トップと2打差の6位でスタートした。尾崎将司の55歳241日(2002年全日空オープン)を更新するツアー史上最年長での、7年ぶりの優勝へ好位置につけた。岩崎亜久竜(あぐり、27)=フリー=と今野大喜(28)=フロンティアの介護=が67で首位に並んだ。

 前半11番パー4でイーグルを奪い、谷口が波に乗った。残り93ヤードの第2打をウェッジでカップに放り込むと、後半2番のバーディーで4アンダーの単独首位に浮上。「居心地が悪かった」という葛藤は、5番のダブルボギーで吹っ切れた。「(アンダーパーの)貯金がなくなったから気楽になった。またゼロから頑張ろうかなって」。6番で6メートルのバーディーパットをねじ込み、よみがえった。

 104人中アンダーパーは11にとどまった一日。風が上空を舞い、グリーンは硬さを増す難コンディションで、ベテランの強みを生かした。「リカバリーが当然必要になってくるし、バンカーとか好きなんでね。風のジャッジとかも含めて、必要なことが増えてくる」。2002、07年と2度賞金王に輝いたプロ34年の経験値を、フル稼働した。

 ツアー最年長優勝記録更新の可能性について話が及ぶと「そんなことよく考えますね」と目を見開いた。「阪神の佐藤くんが(本塁打)56本ペースや! って書いている記者おったけど。それと変わらんこと言いますね」と笑いを誘った。「一日ぐらいやったらみんな誰でもいいスコアで回れる。いいゴルフを続けていきたい。内容も大事だけど、数字を出していかないと」。勝負師の魂は燃えている。(高木 恵)

スポーツ報知

「谷口徹」をもっと詳しく

「谷口徹」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ