東京V森田晃樹「どこにでも蹴れるし守備側が迷う…やりづらかった」敗因の一つに浦和GK西川周作のビルドアップを挙げる

2025年5月3日(土)21時27分 スポーツ報知

東京ヴェルディ

◆明治安田J1リーグ▽第14節 浦和2—0東京V(3日・埼玉スタジアム)

 東京Vが敵地で浦和に0—2で敗れた。

 立ち上がりから4連勝中と好調の浦和に主導権を握られる展開となり、前半6分に浦和のFW松尾にドリブル突破から右足シュートでネットを揺らされて先制点を献上。同31分にはセットプレーのこぼれ球を浦和のMF渡辺に豪快なミドルシュートをたたき込まれて2失点目を喫した。

 前半の2失点が重くのしかかる展開となり、後半は押し込んだが得点を奪えず、5万人超の圧倒的なアウェー空間にも屈する結果にもなり、リーグ4戦ぶりの黒星を喫した。

 試合後、主将のMF森田は、最後方から多彩なキックで攻撃を組み立てた浦和GK西川の存在が試合を難しくしたと振り返った。

 「西川選手は他のGKと全く違うというか…他のGKなら蹴るかなと予測が付いて、準備は出来るんですけど、(西川は)どこにでも蹴れるし、守備側が迷うので、そこはすごくやりづらかった。浦和の攻撃のビルドアップを担っていると言ってもいいくらいキーマンだと思いますし、西川選手がいるかいないかで全く別のチームになるかなと思います」

 前線からの激しいプレスがチームの持ち味でもあるが、西川がいることによって、キック1本で局面を打開されてしまうという“恐怖心”を与えられていたことも、積極性の少なかった前半の戦いの要因の一つになっていた可能性が高い。それだけに、森田も「本当は一人ひとりマンマークで付きたかったんですけど、前の松尾選手も足が速いですし、足元に収める技術もあるのでなかなか行きづらかったのもあると思うんですけど、チームとしては積極的に人について、潰せるメンバーはいると思うので、自信を持ってやれればよかった」と悔しさをにじませた。

 次節は中2日で6日にホームで横浜FCと対戦する。森田は「準備出来る期間は短いので、なかなかすぐに修正は難しいかもしれないけど、直せる所や、意識出来る所はして、次の試合に向かっていくことが大事」と先を見据えた。

スポーツ報知

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