初代女王の大阪M・田中瑞稀主将「どうしたら女子も注目してもらえるか…」観客数は4310人で男子決勝の3分の1…SVリーグ女子決勝

2025年5月3日(土)22時33分 スポーツ報知

初代女王に輝き、抱き合って喜ぶ田中瑞稀(6)ら大阪Mの選手たち(カメラ・相川 和寛)

◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ女子 チャンピオンシップ決勝第2戦 大阪M 3(25—22、25—21、25—16)0 NEC川崎(3日、東京・有明アリーナ)

 チャンピオンシップ(CS)第2戦で、レギュラーシーズン(RS)1位の大阪Mが同2位のNEC川崎をセットカウント3—0で下し、昨秋に幕を開けた新リーグで初代女王に輝いた。最終セット、チャンピオンシップポイントから得点源のファンヘッケのスパイクで決め、コート上に歓喜の輪ができた。CSの最高殊勲選手に輝いた田中瑞稀主将は「SVリーグの初代女王という歴史に名を刻めてすごくうれしいです。最高です! 」と歓喜に浸った。

 大阪Mは、今季就任した酒井大祐監督の指導の下、サーブを強化した。RS44試合で37勝を挙げて1位。CS決勝では、昨季の前身Vリーグ決勝で敗れていた宿敵・NEC川崎に2戦連続のストレート勝ちで雪辱した。指揮官も「1年目で優勝できてすごくうれしい。選手のおかげ」と感慨。優勝トロフィーを掲げ、チームはRS優勝の賞金1000万円に加え、CSの賞金3000万円もゲットした。

 新リーグ初年度を終えて、女子バレー界の課題も浮き彫りになった。同日、同会場で開催されたサントリーと愛知による男子決勝第1戦は1万1487人の観客が集まったのに対し、女子は4310人。男子の3分の1を下回る数字に、田中は「どうしても観客数は減っていると思う。どうしたら女子も注目してもらえるか…考えていかないといけない」と危機感を口にした。プレーはもとよりコート外での普及活動や、SNS等での発信の重要性を説いた。女子バレー界の発展にも中心となって貢献していく。

スポーツ報知

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