川崎フロンターレ準優勝のACLEは中立開催ではない?AFC批判相次ぐ
2025年5月4日(日)8時29分 FOOTBALL TRIBE

川崎フロンターレは日本時間5月3日深夜に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝で、FWロベルト・フィルミーノ擁するアル・アハリ(サウジアラビア1部)に0-2で敗北。惜しくも優勝を逃したが、試合後に同大会のレギュレーションを巡り、AFC(アジアサッカー連盟)に対する批判が相次いでいる。
2024/25シーズンからスタートしたACLEは、準々決勝から決勝の計7試合をサウジアラビアで集中開催。Jリーグクラブにとっては不利とも言える大会方式であるだけに、準決勝でFWクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスル(サウジアラビア1部)に勝利した川崎の戦いぶりは大いに評価されている。
ただ一方で、準々決勝以降のファイナルステージは2028/29シーズンまで暫定的にサウジアラビアで集中開催されることが確定している状況。これには、中立開催としながらもサウジアラビア国内クラブをはじめ中東勢が有利との意見が噴出。中立開催ではないとして、開催地やレギュレーションの再考を求めるなど、ネット上ではAFCへの否定的な意見が上がっている。
日本のサッカーファンによるAFC批判は以前から断続的に湧き起っている。2024/25シーズンのACLEリーグステージ東地区では、山東泰山(中国1部)が最終節を前に途中撤退。大会規則第5条6項にもとづき、山東が関わる全試合が無効とみなされたことにより、ヴィッセル神戸が3位から5位に転落したが、このAFCの決定が物議を醸していた。
また、AFCはラウンド16終了後、準々決勝のレギュレーションについて「東地区・西地区同士のクラブが対戦することはない」という規定を突如設定。これに対しても不公平さを指摘する声が相次いでいた。