陸上女子3000メートル障害で斎藤みうが3位…前半は日本新ペースも後半失速
2025年5月4日(日)7時59分 スポーツ報知
女子3000メートル障害で3位と健闘した斎藤(カメラ・塩沢 武士)
◆陸上◇静岡国際(3日・エコパスタジアム)
女子3000メートル障害で斎藤みう(22)=パナソニック、伊豆中央高出=が9分43秒07で3位に入った。日本代表に選ばれた社会人1年目の斎藤は途中まで日本新ペースだったものの、後半に失速した。男子200メートルでは、飯塚翔太(33)=ミズノ、藤枝明誠高出=が20秒49で2位に入った。
地元のレースで果敢に攻めた。今月27日に韓国で開幕するアジア選手権で初めて日本代表入りした斎藤が、女子3000メートル障害で前半、日本新のペースで快走した。終始先頭で走って後半はバテたものの、積極的なレースで会場を沸かせた。「いいコンディションでしたし、前半は日本記録を狙って走っていたけど、後半もたなかった」と悔しそうに振り返った。
伊豆中央高から日体大に進学して今年4月からパナソニックに入社した。高校時代に走り慣れたエコパスタジアムで、お世話になった先生たちもたくさん見ている中のレースだった。「すごくお客さんが来てくれて力になった」。最後は2人に抜かれ、1位から3秒44離されたものの、3位は守った。
アジア選手権前に課題が見つかった。「後半、疲れてハードリングが全然あわなくなった。きつくなった時に、足をあわせることもやっていかないといけない」と反省点を挙げた。
次は、今月18日のセイコーグランプリで3000メートルを走って韓国に向かう予定だ。「初めての日本代表。誇りと自覚を持ってやらないといけない。5位以内に入れるように頑張りたい」。アジアの強豪選手と対戦するのが楽しみという斎藤が、日の丸を背負って海外のレースに挑む。
(塩沢 武士)
▽女子3000メートル障害 〈1〉シュ・シュワンシュワン(中国)9分39秒63〈2〉西山未奈美(三井住友海上)9分40秒85〈3〉斎藤みう(パナソニック)9分43秒07