東海大相模の高校通算0発・背番号20の2年生が満塁弾で7回コールド大勝 決勝は横浜との名門対決!

2025年5月5日(月)17時28分 スポーツ報知

東海大相模・安嶋浬久

◆春季高校野球神奈川県大会▽準決勝 東海大相模11x−1三浦学苑=7回コールド=(5日・横浜スタジアム)

 昨夏の甲子園に出場した名門・東海大相模が三浦学苑に7回コールドで打ち勝ち、決勝進出を決めた。2年連続25度目となる春季関東大会(茨城)の出場権も獲得した。

 ラッキーセブンの7回に打者一巡の猛攻。仕上げは高校通算0発の伏兵・安嶋浬久(2年)の一撃だった。リードを6点に広げ、なおも2死満塁。甘く入ったストレートを振り抜くと、打球はライトスタンドに着弾した。高校1号はコールド勝ちを決めるサヨナラのグランドスラム。背番号20は夢心地でダイヤモンドを一周した。

 「後ろにつないでいくバッティングでチャンスを広げたり、得点に結びつける打撃が自分の売りです」

 中学時代は強豪・湘南ボーイズでプレー。同チームの2学年上で、昨年まで東海大相模のエースだった日本ハムの長身左腕・藤田琉生の背中を追いかけ、名門での鍛錬を志した。1年春にベンチ入りを果たすが、夏は神奈川大会、甲子園とスタンドで応援。今もショートのレギュラー争いの渦中にいる。「チームが勝つために、勝ちにつながるバッティングや守備で貢献したい」と意気込んだ。

 決勝はセンバツVの横浜が相手。昨秋の神奈川県大会決勝では2−5で敗れている。同世代には最速152キロ右腕の織田翔希がいるが「春に日本一になって、注目されている選手。夏も、来年も絶対に戦う相手なので、絶対に打ち返すという気持ちで毎日練習しています」と気合をにじませた。いざ名門対決。公式戦25連勝を狙う宿敵を、縦じまのプライドで止めてみせる。(加藤 弘士)

スポーツ報知

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