23年の3冠牝馬リバティアイランドが競走馬登録抹消 香港G1で予後不良、安楽死
2025年5月9日(金)17時11分 スポーツ報知
リバティアイランドは23年の秋華賞を制して史上7頭目の牝馬3冠を達成
JRAは5月9日、23年の3冠牝馬で、4月27日の香港G1で競走中止し、安楽死となったリバティアイランド(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ドゥラメンテ)の競走馬登録を同日付で抹消したと発表した。
同馬は22年7月に新潟でデビュー。次戦のアルテミスS・G3は2着に敗れたが、阪神JFでG1初制覇を果たした。翌23年は桜花賞から始動し、驚異的な末脚でG1連勝。オークス、秋華賞はともに完勝で、史上7頭目の3冠牝馬に輝いた。その後は同年のジャパンC、24年香港Cで2着に入るなど、国内外で活躍した。
今年4月のクイーンエリザベス2世C・香港G1で復活Vを目指したが、レース中に故障し競走中止。左前脚種子骨靭帯の内側と外側の断裂、球節部の亜脱臼により予後不良と診断され、安楽死の処置が施された。通算成績は12戦5勝(海外は4戦0勝)、総獲得賞金は9億8919万9200円(海外は2億4475万9200円)。