【プロボクシング】菊池風磨の弟・音央が3連勝 連続KO途切れ「悔しい」も次戦からB級昇格

2025年5月12日(月)20時13分 スポーツニッポン

 ◇64・5キロ契約4回戦 菊池音央(新日本木村)《判定》イエ・ヨンイー(中国)(2025年5月12日 東京・後楽園ホール)

 人気アイドルグループ「timelesz」の菊池風磨の弟で、プロボクサーの菊池音央(ねお、21=新日本木村)が、最終4回にダウンを奪った末に3—0(38—37、40—35が2人)の判定で勝って3連勝。通算成績を6戦4勝2KO2敗とした。

 初回から左ボディーを要所で決めた。左フックの相打ちや、右アッパーで攻められる場面もあったが、ペースは終始、握って迎えた4回、やや時間をおいて相手がキャンバスに手を着く、強い左ボディーを打ち込んだ。再開後に倒しきれず、判定になったが、フルマーク2人の快勝だった。

 コーナーに駆け上がって喜びを表現した菊池だったが、控室では「めちゃ悔しかった」が第一声だった。自らを奮い立たせるため、15連続KO勝利を公言。2連続KO勝利中だったが「早々に(記録が)終わった。倒せる相手を倒せなかった」と理由を説明した。

 この試合を支配する武器となった左ボディーアッパーでダウンを奪ったのは初めてだが「もともと得意パンチだった」と言う。ボクシングを始めたころ、先輩とのスパーリングでボディーを「バカスカ打たれたのが悔しくて」練習した。ボディーを打たれる苦しさを知っているからこそ、磨いたパンチ。「ボディーで初めてダウンをとれたのは収穫」と喜んだ。

 今年にもう一度、新人王戦に挑戦するプランもあったが、B級(6回戦)に上がる次戦以降は、A級(8回戦)を目指してステップアップする。すでに、昨年10月の試合後から6回戦に向けた体力強化も始めた。一昨年から続く野木丈司トレーナーの練習参加は、毎週土曜日。この半年は、水曜に1人でメニューの1つである階段ダッシュに取り組んでいる。

 「自分のボクシングスタイルは、まだ未定。B級で少しずつ、つくっていきたい」と、菊池は次のステージを見据える。次戦の抱負を聞くと「KOで!」と、少し語気を強めた。

スポーツニッポン

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