【柔道】永瀬貴規「世界選手権につながる試合になった」試合勘にも手応え GSアスタナ大会2位
2025年5月13日(火)14時23分 スポーツニッポン
柔道グランドスラム・アスタナ大会に出場した日本選手団が13日、カザフスタンから成田空港に帰国した。
男子81キロ級で五輪2連覇王者の永瀬貴規(31=旭化成)は今大会、決勝でパリ五輪銅メダルの李俊奐(韓国)に一本負けして準優勝。「相手の方が組み手もうまかったし技出しも早かった。自分の思うような柔道ができなかったので、そこは世界選手権(6月13日開幕、ハンガリー・ブダペスト)に向けての課題」と振り返った。
パリ五輪以来の復帰戦となった4月5日の全日本選抜体重別選手権では初戦でまさかの失神一本負け。そこから1カ月で切り替え、世界選手権へのはずみをつける大会と位置づけて臨んだ。「自分らしい粘り強さは少しずつ出せた」と手応えを感じ「試合数をこなしたいと考えていた。5試合できたので、試合勘とか、ここで指導が来るとか判断できた部分もあった。世界選手権につながる試合になったんじゃないか」と好感触を口にした。
世界選手権まで1カ月。「今年で一番大事な大会になるので、そこにピークを持っていって。残り1カ月時間を無駄にせず、大会当日に自分らしい柔道をできるように」と意気込んだ。五輪連覇王者として臨む舞台。「世界一が求められる立場にいると思うので、世界一を目指してやっていきたい」と自覚を強めた。