【柔道】太田彪雅GSアスタナ大会優勝 世界選手権直前の実業団体も出場予定「ケガに気を付けながら...」
2025年5月13日(火)15時27分 スポーツニッポン
柔道グランドスラム(GS)アスタナ大会に出場した日本選手団が13日、カザフスタンから成田空港に帰国した。
男子100キロ超級の太田彪雅(27=旭化成)は全4試合オール一本勝ちで優勝。「今大会は強豪選手はあまり出場していなかったけど、しっかり勝ち切れたので世界選手権(6月13日開幕、ハンガリー・ブダペスト)に向けて自信はついた」と振り返った。初戦(2回戦)は腕ひしぎ手固め、準々決勝は送り襟絞め、準決勝と決勝は内股で一本勝ち。「寝技で一本取れたのは、やってきたことが試合に出せてよかった」と収穫を口にした。
太田は今年に入ってから2月のGSバクー大会(優勝)、4月6日の全日本選抜体重別選手権(優勝)、4月29日の全日本選手権(8強)と連戦続き。次は世界選手権の前に、全日本実業団体対抗大会(6月7〜8日、北海道立総合体育センター)にも出場する予定。北海道から東京へ戻ってから中1週間弱でハンガリーへと向かう過密日程となるが「ケガに気を付けながら世界選手権に向けて準備していきたい」と意気込みを述べた。
世界選手権の出場は昨年に続いて2度目。「去年は2回戦敗退でふがいない結果に終わってしまった。去年の悔しさをリベンジして、最終的には優勝できるように頑張っていきたい」と大舞台での雪辱を誓った。