【ヴィクトリアM】アスコリピチェーノ圧巻の最終デモ 黒岩調教師「全体的にしっかり上積みできていた」
2025年5月14日(水)13時48分 スポーツ報知
Wコースで追い切ったアスコリピチェーノ(右、カメラ・荒牧 徹)
◆第20回ヴィクトリアマイル・G1(5月18日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=5月14日・美浦トレセン
牝馬マイル女王へアスコリピチェーノ(牝4歳、美浦・黒岩陽一厩舎、父ダイワメジャー)が圧巻の走りを披露した。
3頭併せの最後方から外のラテラルシンキング(5歳2勝クラス)を5馬身、中のシアブリス(4歳1勝クラス)を2馬身半追走した。道中の折り合いスムーズにリズム良く4コーナーに入り、内に進路を取った最後の直線では手綱が緩むと、入り口で2馬身ほどあった差がみるみる詰まり、並ぶ間もなくかわし去ってフィニッシュ。自己ベストとなる6ハロン79秒1—11秒2を余力を持ってマークした。
黒岩調教師は「追い切りを重ねてきて、先週と同じような、追走して内から併せていく形を取りました。先週からどれぐらい上積みできているか期待して、今日の追い切りをやりました。しっかりと上積みを感じる走りでした。先週はまだ良化の余地があるなというところで、走りであったり、息遣いであったり、前向きさであったり、まだ一段上がありそうだな、という1週前追い切りでしたが、全体的にしっかり上積みできていました」と合格点を与えた。