亀田興毅氏、ミニマム級4団体統一構想明かす 重岡銀次朗のIBF王座奪還→兄・優大の敵討ち→4団体統一
2025年5月15日(木)15時9分 スポーツ報知
会見する亀田興毅と重岡銀次朗(カメラ・岡野 将大)
◆プロボクシング ▽IBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者ペドロ・タドゥラン—同級4位・重岡銀次朗(5月24日、インテックス大阪)
前IBF世界ミニマム級王者で現同級4位の重岡銀次朗(25)=ワタナベ=が15日、都内の所属ジムで王者ペドロ・タドゥラン(28)=フィリピン=とのダイレクトリマッチに向けた練習を公開。プロモーターの元世界3階級制覇王者・亀田興毅ファウンダー(38)は「しっかり勝って、この後、4団体統一の方に向かってもらいたい」と今後のミニマム級4団体統一構想を提示した。
タドゥランにリベンジを果たした暁には、兄・優大(ワタナベ)の敵討ちも見据える。兄・優大(28)=ワタナベ=は、3月30日のWBC世界同級タイトルマッチで王者メルビン・ジェルサエム(フィリピン)との1年ぶりの再戦に0—3の判定で敗れ、王座返り咲きを果たせなかった。
WBA&WBO王座には、12戦全勝(9KO)のオスカー・コラーゾ(28)=プエルトリコ=が君臨する。
亀田ファウンダーは「この試合をしっかりクリアして、統一戦線にいけるように。それだけのレベルにあるボクサーだと思う。兄・優大の敵討ちで、ジェルサエムとの統一戦も面白いじゃないですか」と話した。渡辺均会長(75)も「ミニマム級統一とか、そういう選手に育って欲しい」と期待を寄せた。
重岡銀は、王座奪還後の統一戦について「それは先の話だが、勝った後はやりたい選手がたくさんいる。一人一人しっかり倒さないといけないと思っているし、倒してこそ盛り上がると思います」と意気込んだ。
戦績は、重岡銀が11勝(9KO)1敗1無効試合、タドゥランが17勝(13KO)4敗1分け。
試合は、ABEMAで無料ライブ配信される。