重岡銀次朗「倒してこそ盛り上がる」兄・優大が敗れたジェルサエムへの“敵討ち”意欲 24日タドゥラン戦

2025年5月15日(木)15時31分 スポーツニッポン

 ◇プロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 ペドロ・タドゥラン《12回戦》重岡銀次朗(2025年5月24日 インデックス大阪)

 前IBF世界ミニマム級王者で同級4位の重岡銀次朗(25=ワタナベ)が15日、王者ペドロ・タドゥラン(28=フィリピン)戦に向けて都内の所属ジムで練習を公開。シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを2ラウンドずつ披露し「いつも以上に凄くいい仕上がり。自分の今のボクシングの動きも少し変わった実感がある。試合が凄く楽しみ」と笑みを広げた。

 昨年7月の3度目の防衛戦で9回2分50秒TKOで敗れた因縁の相手と約10カ月ぶりの再戦。右眼窩(がんか)底骨折を負った一戦以降は約200ラウンドの実戦練習をこなした。スパーリング相手のフィリピン人選手がビザの関係で来日できないアクシデントもあったが「問題ない」と言い切り「全体的に動きも変わり、スピードや安定感が出てきた」とうなずいた。

 兄で前WBC世界ミニマム級王者の優大(27=ワタナベ)は3月に王者メルビン・ジェルサエム(31=フィリピン)に判定負けし、王座返り咲きに失敗。試合後はライトフライ級への転級を示唆した。プロモートする元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏は、銀次朗の将来的なミニマム級4団体統一プランを掲げ「銀次朗はまだまだ凄い高いレベルにあるボクサー。まずはここしっかりクリアしてその後、兄・優大の敵討ちをしてほしい」とWBC王者ジェルサエムとの対戦も視野に入れる。

 銀次朗は「まだ先の話」と前置きした上で「勝った後はやりたい強い選手がたくさんいる。一人一人しっかり倒さないといけないし、倒してこそ盛り上がると思う」と敵討ちに意欲を示し「正直な気持ち言うとKOで倒したい。隙があれば倒しにいく」と王者タドゥランへのリベンジを見据えた。

 興行はABEMAで独占無料配信される。

スポーツニッポン

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