今季覚醒のバルサFWハフィーニャ、チャビ前監督を念頭にチクリ?「フリックからの“信頼”こそが…」
2025年5月16日(金)12時25分 サッカーキング
バルセロナでプレーするハフィーニャ [写真]=Getty Images
15日(現地時間)に行われたラ・リーガ第36節で、バルセロナはエスパニョールとのアウェイ戦を2−0で制してリーグ制覇を成し遂げた。なお、2シーズン前の優勝も同じスタジアム(RCDEスタジアム〔現在はステージ・フロント・スタジアム〕)で決定しており、バルセロナにとって近年のダービーは縁起の良いものとなっている。
スーペル・コパ、コパ・デル・レイに続き、ラ・リーガを制して国内3冠を達成したバルセロナ。エスパニョール戦後、シーズンを通して破壊力抜群の攻撃陣をけん引してきたハフィーニャは、今季からチームを率いているフリック監督への信頼を強調した。
「フリックが自分に与えてくれた“信頼”こそが、自分を変える重要な要素だった。仕事をうまくこなすための自信を得るのに本当に役立ったと思うよ」
これまでも、ハフィーニャはフリック監督に対する賛辞を公の場で表してきた。そして、チャビ前監督から信頼を得ていなかったことも度々口にしている。今回、直接的に名前こそ出していないものの、ハフィーニャはチャビ前監督を念頭に置いたかのようなコメントを残している。
「すでに信任を得ていたのは分かっていたけど、チームメイトからの信頼も大きかったね。そして何より、チームを率いるボスが自分を信頼してくれるかどうかで、多くのことが変わるんだ。僕にとって最も重要なのは監督からの信頼であり、シーズンが始まる前から彼(フリック監督)が僕を頼りにしてくれているという確信だった。チームを統率し、僕の仕事ぶりを信頼してくれる人がいるという確信は、最終的に自分を変えるものなんだね」
チャビ政権時は、信頼を得られていないと感じながらピッチに立っていたハフィーニャ。途中交代時には苛立ちを隠そうとしないこともあった。フリック政権下では本当に欲しかった“信頼”を手にした背番号「11」は、今季ここまで公式戦55試合で34ゴール25アシストという圧巻の成績を収めている。