幕下付け出しの行徳がデビューから3連勝 学生相撲未経験の異色の経歴も「勝つことが経験値になる」
2025年5月16日(金)14時15分 スポーツ報知
漣(左)を寄り切りで破った行徳(カメラ・清水 武)
◆大相撲 ▽夏場所6日目(16日、東京・両国国技館)
昨年の国民スポーツ大会成年個人3位で幕下最下位格付け出し資格を取得した行徳(玉ノ井)が、東幕下57枚目・漣(伊勢ノ海)を寄り切り。デビューから3連勝とした。一番相撲での自己採点が「50点」、二番相撲では「70点ぐらい」だったが、この日は「何点よりも、落ち着いて取れて良かった」と笑顔で振り返った。
拓大出身も、相撲部には所属せず、母校の東京・足立新田高でコーチを務めながら稽古を積んで入門した異色の経歴。学生時代に出場していた大会は年5回ほどで実戦経験が少なかったという。「大学時代は場慣れしていない感じだった。今は勝つことが経験値になっているし、成長している感じがある。伸びしろがあるのが他の人と違うところかなと思う」と語った。