阪神・及川 今季18試合目で初自責点「チームに申し訳ないです」8回2死から牧に決勝打
2025年5月16日(金)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神0—1DeNA(2025年5月15日 横浜)
0—0の8回に登板した及川が、今季初黒星を喫した。2死から代打・九鬼に三塁内野安打、1番・桑原に四球を許し、続く牧に中前への決勝適時打を献上。今季18試合目で初めて自責点が付き、開幕から続けていた防御率0・00に終止符が打たれた。三塁ベンチ裏からチームバスへと続く長い通路で、左腕は言葉を絞り出した。
「チームに申し訳ないです」
滑り出しは快調だった。7番・山本を2球で三ゴロ、俊足巧打の林も4球で遊飛。テンポのよい投球で、九鬼も2球で追い込んでいた。三塁内野安打も、佐藤輝の一塁送球が2バウンドし、大山が捕り損ねた不運な結果。チーム37試合中、約半数で登板を重ねた若虎が責められるはずもない。藤川監督は言う。
「別に何も悪くない。結果は後から付いてくるもの。何をしようとしているかが、凄く重要。また明日」
18試合登板は目下12球団トップタイ。虎のブルペンに欠かせぬ24歳の出番は、またすぐに訪れる。 (八木 勇磨)