聖隷クリストファー女子ソフトボール部が悲願の初優勝狙う…3年連続決勝で涙、今年こそ…静岡県高校総体・24日開幕

2025年5月17日(土)7時5分 スポーツ報知

初の全国総体出場を目指す聖隷クリストファー女子ソフトボール部の選手たち(カメラ・塩沢 武士)

 ソフトボールの静岡県高校総体が24日にエコパグラウンドで開幕する。男女とも優勝校に全国出場権が与えられる。19校で争う女子で、3年連続決勝で涙をのんでいる聖隷クリストファーが初戦で磐田東と対戦。悲願の初優勝を目指す。

 もうシルバーメダルはいらない。聖隷のヒロインたちが頂点だけを見据える。2022年は県決勝に進出したものの、コロナで出場辞退。23年は飛龍に0—1で敗れ、昨年は桐陽に延長9回タイブレークの末、サヨナラで屈した。“4度目の正直”へ、07年の創部から関わってきた中山令(つかさ)監督(50)は「ここを取るためにやってきた」と、力を込めた。

 チームの柱はエース・殿岡詩彩と大渡真菜捕手(ともに3年)のバッテリーだ。制球力抜群の右腕と司令塔の主将を中心に、守り勝つのが身上。昨年の敗戦の瞬間にマウンドにいた殿岡は「最後のチャンス。自分の代で結果を残したい」と、リベンジを誓った。

 23年に全国選抜の経験はあるが、総体出場はまだない。「最低で県優勝、最高で全国1勝以上。優勝して先輩たちを超えたい」と、大渡主将がうなずく。今年こそ最後の瞬間を笑顔で迎える。

(塩沢 武士)

  〇…昨年の4番から今年は1番起用が有力な塩川優奈中堅手(3年)が「なんでもいいから塁に出る」と、宣言した。体育祭の100メートルでは2年連続優勝した俊足の持ち主。1年からベンチ入りし、先輩たちの悔しい思いを間近で見てきた切り込み隊長は「とにかく勝つ。もう準優勝はいらない」と、キッパリ。出塁して相手守備陣をかき回す。

スポーツ報知

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