DeNA主将・牧が貯金1導いた 8回決勝打&9回抑え・入江を救う美守「もっと野手が引っ張れるように」

2025年5月16日(金)5時30分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ DeNA1−0阪神(2025年5月15日 横浜)

 DeNA・牧は叩き出した「1点」に、一塁上で控えめに右手を突き出した。「チームを勝たせる一打を最近打ってなかった。何とか1点取れて良かったです」。0—0の8回2死一、二塁だった。開幕から17試合を防御率0・00だった及川の初球カットボールを捉え、中前適時打で均衡を破った。

 試合前時点で打率・264、5本塁打、22打点。開幕から全試合スタメン出場を続けるが「あんまりいい感じはない」と打撃の状態には納得していなかった。初回1死で空振り三振すると、ベンチで戸柱にアドバイスを受けた。「もうちょっとゆっくりというか、余裕を持って振っていいぞ」。助言通り力みを抜いて4回の第2打席は右前打。その流れを決勝打へとつなげた。

 最後は守備でも抑えの入江を救った。1—0の9回2死一、二塁で、近本の中前に抜けそうな打球をダイブして止め、二塁へトスして試合終了。「シーズンに何度あるか分からないプレー」と会心の守備で勝利に導いた。

 首位を叩いて、チームは4月5日以来の貯金1に浮上。5月だけで4度目となった貯金1への挑戦をクリアし、巨人を抜いて3位に浮上した。頼れる主将は「投手頼りになってしまっている。もっと野手が引っ張れるように」と攻勢を誓った。(大木 穂高)

【入江“雪辱”8S】

 DeNA守護神の入江が8セーブ目を手にした。1—0の9回から登板。13日の9回に1—0の2死から右越えソロを浴びた高寺と対戦し二ゴロに封じて雪辱。2死から連続四球で一、二塁とされたが、最後は二塁手・牧の好プレーに救われた。三浦監督は「最後のアウトを取るのに今日も苦労したけど、今は勉強しているところ」と話した。

スポーツニッポン

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