「記念日」に強い大谷翔平、今季初の2打席連発でジャッジらに並ぶ両リーグトップ15号

2025年5月16日(金)15時24分 読売新聞

四回に2打席連続となる15号本塁打を放った大谷=AP 

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は15日(日本時間16日)、本拠地でのアスレチックス戦に1番指名打者(DH)で先発出場し、第3、4打席に今季14、15号となる2打席連続本塁打を記録するなど2安打6打点の活躍だった。ドジャースは19−2と大勝。この日は、昨季の「50−50」(50本塁打、50盗塁以上)を記念して大谷のボブルヘッド(首振り)人形が観客に配布される「大谷ボブルヘッドデー」だった。過去のボブルヘッドデーでも大谷のバットは好調で「記念日」に強さを発揮している。(デジタル編集部)

アスレチックス110 000 000=2

ドジャース  337 201 03X=19

 大谷は2試合連続本塁打で、1試合2本塁打は今季初めて。5月に入って13試合で8本塁打のハイペースで、本塁打争いで両リーグ合わせてトップのジャッジ(ヤンキース)らに並んだ。

 一死一塁で迎えた四回の第4打席、アスレチックスの2番手アレクサンダーに対し、3ボール1ストライクからの5球目のシンカーを強振すると、打球は中堅フェンスを越える豪快な15号2ラン。三回の第3打席では、一死一、二塁で2ボールからのチェンジアップを流し打ち、高々と上がった打球が左中間席に飛び込んだ。

 大谷は二回の第2打席でも右犠飛を記録しており、この試合5打数2安打6打点、2三振で、打率を3割1分に上げた。試合後のテレビインタビューに「終始いいオフェンス(攻撃)ですばらしかった。(2本目の15号については)低い弾道でしっかり伸びる打球だったので、よいバットの出方だった」と手ごたえを口にした。

 大谷は過去の「ボブルヘッドデー」でも結果を残している。愛犬「デコピン」の始球式が話題となった昨年8月28日のオリオールズ戦では先制42号ソロ本塁打に2盗塁を記録。今年4月2日のオリオールズ戦では3号サヨナラ本塁打を放った。記念日に結果が出ていることを問われた大谷は「たまたまだと思います。お客さんが入っている中で、勝てるのは選手としてうれしい」と話した。

 本拠地9連戦を戦っているドジャースは、この日は先発投手を使わず、リリーフ投手だけでつなぐ「ブルペンデー」だったが、3投手が強打のアスレチックス打線を3安打2失点に抑え、打っては5本塁打に加えてメジャー初昇格でデビュー出場した24歳の捕手ラッシングや、故障者リスト入りしたエドマンの穴を埋める金慧成(キムヘソン)も複数安打を放つなど、盛りだくさんの試合内容。そんな中でも主役の座は譲らない、大谷の千両役者ぶりが際立った。

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