【オリックス】「打たれても次の打者をしっかり切る、というのは意識したい」東晃平が前回登板1回1/3KOからの雪辱を期す
2025年5月17日(土)5時0分 スポーツ報知
東晃平
◆パ・リーグ 西武3—0オリックス(16日・ベルーナドーム)
オリックス・東晃平投手(25)が16日、17日の西武戦(ベルーナD)での必勝を誓った。チームは3位に転落し、自身も今季初勝利を懸けたマウンド。「最初から全力でいって最少失点、できればゼロで。チームが勝てるような投球をしたい」と、静かに闘志を燃やした。
10試合に先発した昨年は、6月15日のヤクルト戦(京セラD)で挙げた白星が最後。8月に右肘を手術し、1軍での復帰登板となった6日の日本ハム戦(京セラD)では、1回1/3を5安打3失点でKOされた。とりわけ、3連打と2連打で全5安打を集中された2回の投球を反省。「打たれても次の打者をしっかり切る、というのは意識したい」と言葉に力を込めた。登板後には投手コーチと映像をチェックし、フォームのわずかなズレを発見。すぐ修正に取り組み、14日のブルペン投球では「いい感じ」と好感触をつかんだ。
相手先発の今井は今季7試合で4勝1敗、リーグトップの防御率0・51とほぼ完璧。難敵であることは間違いないが、昨年6月7日の巨人戦(東京D)では8回無失点で戸郷に投げ勝っている。西武には通算3試合で2勝0敗、防御率2・50。相性を踏まえても、勝機はあるはずだ。22年のデビューから先発だけで無傷の8連勝を飾った“負けない男”。エースキラーの力を発揮し、完全復活への一歩を踏み出す。(南部 俊太)