日本ハム・山崎 8年ぶり完封勝利!オリックス時代の女房・伏見と「さちとら」大仕事

2025年5月17日(土)6時0分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ 日本ハム7—0ロッテ(2025年5月16日 ZOZOマリン)

 グラブとミットが重なり合う。勝利の瞬間、日本ハム・山崎は真っ先に捕手の伏見とハイタッチした。オリックス時代の17年7月10日の日本ハム戦以来、2867日ぶり通算2度目の完封で今季2勝目。前回登板から復活した“さちとらバッテリー”で8年ぶりの快投を演出した。

 「やっぱり、良いですよね。安心感がある先輩でもある。息が合うというか、スイスイ放りやすかった」

 初回から全開だった。直球を主体にカットボール、チェンジアップ、フォークを織り交ぜ7回まで4安打。8回に1死二、三塁を背負うも「もう一発食らっても良いかな」と開き直って藤岡は3球三振、続く藤原を二ゴロで切り抜けた。「8回に点が入らなかったので最終回も行けたと思う」と笑った。

 悔しさが原動力となった。前回、前々回はともに5回で降板。この日の試合前には、前回7日のオリックス戦で4試合ぶりにコンビを復活させた伏見から「周りからは“手いっぱいなんじゃないか”と、早い段階で思われている。それは俺も悔しい。とにかくかわすのではなく、序盤から攻めていこう」と声を掛けられた。言葉通り、最後まで攻めの姿勢を貫き通した。

 オリックス時代の19年からバッテリーを組み、これで2人で積み上げた勝利は通算27勝目。山崎の51勝の半分以上を「さちとら」でつかんでおり、今季の目標は球団では15年の大谷翔平大野奨太を最後に遠ざかる最優秀バッテリー賞だ。「もちろん、うれしい気持ちでいっぱいだが、まだシーズンは長い。こういうピッチングとは言わず、ゲームメークできるように」と山崎。貯金は今季最多8。再結成した2人の絆のように、連勝で首位を堅守した。 (清藤 駿太)

スポーツニッポン

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