大谷翔平が“確変モード”突入、今季初&自己最長タイ3戦連発で両リーグ単独トップ16号 打球速度185キロで中堅右へ

2025年5月17日(土)13時29分 スポーツ報知

◆米大リーグ ドジャース—エンゼルス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、本拠地・エンゼルス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3試合連続の本塁打となる16号を放った。3点を追う8回1死走者なしの4打席目に、3番手右腕・ゼファジャンの2球目を中堅右に運んだ。

 1打席目に中前安打を放って3試合連続安打と13試合連続出塁をマーク。2打席目に四球を選んだが、3打席目は今季初の併殺打となる二ゴロ併殺打に倒れた。チームは7回までに4併殺と流れに乗れない中で、大谷が8回に16号ソロを放った。89・6マイル(約139・9キロ)の内角低めカットボールを捉えると、打球速度114・9マイル(約184・9キロ)、飛距離416フィート(約127メートル)で中堅右へ運んだ。

 絶好調男が“確変モード”に突入している。14日(同15日)の本拠地・アスレチックス戦で4試合ぶりの本塁打となる13号先制ソロ。チームの逆転勝ちにつなげた。自らのボブルヘッド人形が来場者全員にプレゼントされた前日15日(同16日)の同カードでは今季初の2打席連続本塁打となる14号3ラン&15号2ラン。ジャッジ(ヤンキース)、シュワバー(フィリーズ)に並ぶMLB全体の本塁打トップに立っていたが、3戦連発の16号で一気に超えて単独トップに躍り出た。

 5月は14試合目で早くも9発目。5月の月間本塁打数では23年の8本を抜いて、この試合を含めて14試合を残しながら自己最多となった。自己最長タイの3試合連続本塁打は、昨年6月20〜22日以来今季初で、通算9度目。3日連続での本塁打は7度目で、3戦連発&3戦4発は5度目だ。前日の試合後には「1打席1打席、自分のいい打席を送れればいいんじゃないかなと思っている。それは最初から今日まで変わっていない。いい打席のクオリティーを少しでも上げながら終盤に、もっともっといい状態に突入できればなと思っています」と口にしていた。

 レギュラーシーズン45試合目での16号は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、57・6発ペースとなり、自己最多で2年連続の本塁打王となった昨季の54発を上回るペースになってきた。

 この日の試合前は、キャッチボールのためグラウンドに姿を見せた大谷。練習前には観客席にいた球場をパトロールする犬に近寄ってなでるなどリラックスした表情を見せ、キャッチボールを終えると、使っていたボールをサプライズでプレゼントした。その後は左翼から右翼、一塁ベンチ前、本塁後方とグラウンドを1周。古巣・エンゼルスの元同僚ウォード、ネト、アデル、デトマーズらや、球団関係者と久々の再会であいさつを交わしていた。

 ◆5月の年別本塁打数

 ▽18年 2本

 ▽19年 3本

 ▽20年 0本(試合なし)

 ▽21年 7本

 ▽22年 7本

 ▽23年 8本

 ▽24年 7本

 ▽25年 9本

スポーツ報知

「大谷翔平」をもっと詳しく

「大谷翔平」のニュース

「大谷翔平」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ