ド軍指揮官 カーショーとラッシングの13歳差バッテリーに期待 カーショーは260日ぶり登板も制限なし
2025年5月18日(日)9時4分 スポーツニッポン
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が17日(日本時間18日)、本拠でのエンゼルス戦前に取材対応。昨年8月30日のダイヤモンドバックス戦以来、260日ぶりの18年目のメジャーマウンド復帰となる通算212勝のクレイトン・カーショー投手(37)と今季メジャー初昇格したダルトン・ラッシング捕手(24)との13歳差バッテリーについて言及した。
カーショーは昨季故障を繰り返し、わずか7試合の登板で8月末に負傷者リスト(IL)入り。チームのワールドシリーズ制覇に貢献できなかった。オフの11月に左膝半月板と左足親指の手術を受けてリハビリを続け、マイナーで5度の登板を経てメジャー復帰を果たした。
カーショーの長年の“相棒”だったバーンズが14日に事実上の戦力外となり、有望株のラッシングがメジャー初昇格。この日のエンゼルス戦で初バッテリーを組む。
ロバーツ監督は正捕手スミスではなくラッシングを先発起用した理由について「(相手先発の)タイラー・アンダーソンは左右どちらにも偏りのない投手で、ダルトンにチャンスを与えられる相手です。ウィル(スミス)は菊池との相性が良いので、登板日を分けるという意図もありますが、深い理由はありません。クレイトン(カーショー)のときはウィルが多く受け持ちますが、今日はダルトンです」と説明した。
前日の試合中にもカーショーとラッシングが熱心に話し合いをしている姿があり、指揮官は「私は心配していませんし、クレイトンも問題ないと思っています。ダルトンにとって良い経験になります。彼らは昨夜もベンチで話し合っていて、今日はスカウティング報告やキャッチャー会議もあり、いい学びになるはずです」と期待。サインについては「基本的にはダルトンがリードしますが、最終的にはクレイトンに拒否権があります。ですが今夜はダルトンがサインを出すことになると思います」と話した。
260日ぶりのメジャーマウンドとなるカーショーの投球制限については「特にありません。カーショーも“通常通りに登板させてほしい”と望んでいます。なので基本的には普通の先発投手として扱います。もし彼が長く投げられると感じたらそうしますし、万が一不安定な兆候が見られたらそこで調整します」と説明。気持ちが高ぶりすぎる可能性について問われると「心配とまでは言いませんが、可能性はあります。そういった場合は投げすぎたりすることもあるかもしれませんが、最終的には自分で感情をコントロールできる選手です。感情やアドレナリンが高まるのは当然のことだと思います」と信頼していた。