「ドジャースという名前も浮上」スキーンズにトレード移籍の可能性!? 米名物記者の“ひと言”から論争が展開「噂が飛び交うのは当然」
2025年5月19日(月)5時50分 ココカラネクスト

最下位に沈むパイレーツの現状を考えるとトレード説が浮上するのも理解できるが…(C)Getty Images
メジャー2年目のパイレーツのポール・スキーンズをめぐり、トレード移籍の議論が熱を帯びているようだ。米メディアや識者を賑わせている若き怪物右腕のトピックを、『MARCA』米国版が伝えている。
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同メディアによると、スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が、配信番組『The Pat McAfee Show』に出演した際のコメントがきっかけとなり、スキーンズのトレードの噂が急速に広まったという。
『MARCA』では、「パッサンが発したコメントは、『可能性は低いが、すでにライバル球団がスキーンズの獲得について問い合わせをしている』という趣旨の発言だった」と綴り、その上で、「パイレーツファンの間ではすぐさまフラストレーションが高まった」などと指摘している。
また、パイレーツの球団史を振り返っており、2017年までパイレーツのエース格として活躍したゲリット・コールが翌年にアストロズへとトレードされたケースに触れ、「コールと同じことが起きるのか?」などと問いを投げかける一方で、「パッサンは『パイレーツがスキーンズのトレードを本気で検討している』とは一言も言っていない」として、名物記者の言葉を掘り下げている。
さらにトピックでは、米球界OBからのコメントも紹介。ツインズやフィリーズなどでプレーしたトレバー・プルーフ氏は、パッサン記者の意見が曲解されたものであると訴えながら、「もしパイレーツがポール・スキーンズをトレードしたら…、人生で聞いた中で一番バカな話だよ」と述べるなど、トレードの可能性を一蹴している。
だが同メディアは、現在まで最下位に沈むパイレーツの低迷を踏まえ、スキーンズの移籍もあり得ると見込み、候補となる球団にも言及。「このような環境では、噂が飛び交うのも当然であり、特にドジャースのような球団の名前が浮上すると話題が一気に加熱する」などと説明する。
他にも、米アナリストのジム・ライリー氏による見解も綴られており、やはりスター軍団へのトレードを示唆。「ドジャースは魅力的なプロスペクト(若手有望株)を揃えており、スキーンズを手に入れるために“断れない”パッケージを提示できる。そして彼をローテーションの軸に据えれば、無敵の先発陣が完成するだろう」と論じている。
MLBの移籍市場は夏場に向かうにつれ、動きが活発化していくのが常だ。ルーキーイヤーから野球ファンを沸かせてきている22歳の未来についての話題は、今後も米国内で語られていくことになるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]