「血の入れ替えは大事と考えている監督」驚愕の第3弾トレードはあるか 球界OBが着目する「日本ハム31歳外野手」「巨人31歳左腕」

2025年5月18日(日)11時42分 ココカラネクスト

新庄監督は積極的に選手を動かすことでも知られる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 球界では12日に発表された巨人、ソフトバンクの大型トレードが大きく注目を集めた。

 ともにロマン砲の砂川リチャードと秋広優人、大江竜聖の1対2の交換トレード。それぞれ新天地で新たな戦いに挑んでいる。

【トレード考察】第3弾トレード大型トレードの可能性は?誰が動く!次のトレードのリアルな可能性について語ります【プロ野球】

 開幕してから球界では5月1日にヤクルトが西武から山野辺翔を獲得した金銭トレードに続き、これが第2弾。まもなく始まる交流戦を契機に、ここからがトレードは活発化する時期とあって球界内からも考察の声があがっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は17日に自身のYouTubeチャンネルに「【トレード考察】第3弾大型トレードの可能性は?誰が動く!次のトレードのリアルな可能性について語ります【プロ野球】」と題した動画を更新。今後のトレード予想に関して独自の見解を伝えている。
 
 開幕から2か月弱が経過、故障者がどのチームも多いという現状を踏まえ、「動きたいと思っている球団はたくさんいるよね」と高木氏は考察。

 ほかにもチーム内の戦力を見渡し、他球団に行ったほうがより効果的に働くと判断したらトレードを画策する場合もあるとした。

 その上でまず注目球団としたのは現在パ・リーグ首位の日本ハムをあげた。新庄剛志監督が就任4年目にして「大航海」のハッピーエンディングがいよいよ実現するか、期待されている。

 高木氏も新庄監督に関しては「血の入れ替えは大事と考えている監督」としながら、ナインに対しても安心感を与えたくないという気持ちと、チームで活躍できない選手には環境を変えてあげようという愛情もあるとした。

 その上で「環境を変えてあげたほうがいい」として同氏が名前をあげたのは、過去に首位打者も獲得した外野手、松本剛だった。
 
 松本は8日、再調整のため1軍登録を抹消されている。今季は開幕1軍で迎えながら、25試合に出場、打率.176、2打点と低迷している。

 チームでは水谷瞬、万波中正、新たに加わった吉田賢吾など外野手争いが激しくなっている背景もある。

 交渉先としては現在、主砲の岡本和真が長期離脱で戦力ダウンに苦しむ巨人に注目。「ジャイアンツが外野手で(トレード)となると、可能性はないことはない」と話した。

 交換トレードとなると「左の中継ぎ」が交換要員になると予想。具体的な名前として、最近チームで存在感を示しているベテラン左腕、中川皓太の名前をあげた。

 昨季は開幕1軍入りも左ひざ痛などの影響で15試合の出場にとどまった。ただ今季は同じく左腕の高梨雄平が不振で抹消になった後も、左の中継ぎとしてしっかり火消しに務めている。今季はここまで16登板で、10ホールド、防御率「0.61」(17日現在)と圧巻のパフォーマンスを見せている。

 巨人にとっても中川の存在感は大きいが、高木氏は現在巨人が抱えるウイークポイントに着目。外野布陣では守備にほころびも目立つとあって「やっぱり点を取らないといけない、ジャイアンツは」「中に入って投げて、守れる選手がいるよ」と守備にも定評のある松本剛に白羽の矢が立つ可能性も否定できないとした。

 両チームにとっても巨人は「右の外野手」、日本ハムは「左の中継ぎ」を欲している現状があるとした。    

 動画内では戦力不足を補う意味で巨人とトレード可能性ある他球団の選手についても語っている。

 日本ハムと巨人の間では昨年もシーズン前に郡拓也、若林晃弘のトレードが敢行されるなど、パイプもある。

 ここから勝負の夏場に入るまでにしっかりとした戦力補強を行うことも、長いシーズンを戦う上では大事なポイントとされる。果たして、第3弾トレードはどの球団が行うか。今後も注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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