元王者の山本尚貴と国本雄資がスーパーフォーミュラ開発テストドライバーに就任。白寅、赤寅をドライブへ

2025年5月20日(火)13時37分 AUTOSPORT web


 全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催する日本レースプロモーション(JRP)は5月20日、2025年の開発テストドライバーに元チャンピオンの山本尚貴と国本雄資を起用すると発表した。テストでは山本が⽩寅、国本が⾚寅をドライブする。


 2022年から『SUPER FORMULA NEXT50』プロジェクトを通じ『カーボンニュートラルへの対応』と『エンターテインメント性の向上』をテーマに、メーカーの垣根を越えて開発テストを実施してきたJRP。



 2023年導⼊の現⾏『SF23』では、カーボンニュートラルへの対応として、原材料ならびに製造過程でCO2排出量を約75%抑制したBcomp社のバイオコンポジット素材を使⽤したカウル、再⽣可能原料・リサイクル原料⽐率46%を実現した横浜ゴムのレーシングタイヤを導⼊するなど、カーボンニュートラルに貢献するクルマづくりを進めてきた。


 昨年も実施されたカーボンニュートラル開発テストでは、ホンダエンジン搭載車両が『White Tiger SF23(⽩寅)』、トヨタエンジン搭載車両が『Red Tiger SF23(⾚寅)』として塚越広大と高星明誠がドライブしていたが、今年はともにスーパーフォーミュラ元チャンピオンである山本と国本がステアリングを握ることになった。


「昨シーズンでレギュラーシートからは退きましたが、今年は開発⾞両に乗ることになりました」と語るのは、2013年、2018年、2020年王者の山本だ。


「今年はスーパーフォーミュラにアスリート委員会の委員⻑として携わっていますが、この機会がより現役の選⼿に寄り添える機会となれるよう、関係者の皆さんとも協⼒していきたいと思います。選⼿権の発展と繁栄に寄与できるよう務めたいと思います」


 また、2016年チャンピオンの国本は「昨年、スーパーフォーミュラから離れましたが、また、スーパーフォーミュラマシンに乗る機会をいただけて⼤変光栄です」とコメントしている。


「5⽉の開発テストはタイヤがメインになると思いますが、今までの経験を活かして責任をもって、みなさんがワクワクするようなレースをできるタイヤができるように、しっかりとやっていきたいと思います」


 2025年シーズン最初のスーパーフォーミュラ開発テストは、5⽉27日(⽕)、28⽇(⽔)の2⽇間、宮城県のスポーツランドSUGOで実施される予定とのことだ。



スーパーフォーミュラ開発テストで使用される『White Tiger SF23(⽩寅)』と『Red Tiger SF23(⾚寅)』

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