中国が望みを託す森保ジャパンの“残り2試合” 豪州戦での日本勝利を熱望「予選情勢が中国代表に有利に傾く」

2025年5月20日(火)7時8分 ココカラネクスト

W杯本戦の上位ポッドを確保する意味で、残り2試合も手の抜けない試合になる(C)Getty Images

 2026年サッカー北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)の試合が6月5日、10日で行われる。森保一監督率いる日本代表はすでに予選突破を決めており、残りの2試合では国内外の若手選手招集も囁かれるなど、本大会へ向けた動きにも注目が集まっている。

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 一方、日本が所属のC組は残り1つの出場権、さらにプレーオフの2枠などはまだ決定していない。2位オーストラリアから最下位中国までの5か国が現在もW杯への可能性を残している。

 その中で、6月5日には日本とオーストラリアの上位2か国が対戦を迎える。両国にとって異なる意味合いを持つカードとなるが、この一戦に対し高い関心を寄せる海外メディアの反応も聞こえてきている。

 中国のポータルサイト『捜狐』が5月19日、アジア最終予選トピックを掲載し、オーストラリア対日本の試合を展望。勝敗を予想するとともに、この試合の結果が中国チームに及ぼす影響について論じている。

 同メディアは日本について、「長年にわたりアジアの強豪として知られ、総合力に優れる」などと評しながら、「相手のスタイルに応じて柔軟に戦術を変えることができるのも強みで、オーストラリア戦でもそのアドバンテージを発揮できるだろう」と見通している。

 さらに、ホームで迎え撃つオーストラリアにも、「接触プレーでの優位性があり、前線は推進力を持っている」などとフィジカル面の強靭さを特徴に挙げる。

 両国のチーム力などを踏まえ、同メディアは日本の勝利を予想する。その上で、2位オーストラリアが敗れることで、「他のチームにとってもこの一戦の結果は影響があり、それによって全体の予選情勢が中国代表に有利に傾く可能性もある」などと主張。さらに、「選手たちは突破の可能性を信じて、次の試合に向けて全力で戦う覚悟がより強くなるだろう。ファンやサポーターの間でも希望が再燃する」と見込んでいる。

 だがその一方では、自国代表に対し、「監督は相手に応じた戦術構築を行い、選手たちは一致団結して最大限のパフォーマンスを発揮しなければならない。他会場の結果に頼るだけでなく、自分たちの試合をしっかりと戦い抜くことが何より重要だ」と指摘。そして同メディアは、「一歩一歩、地に足をつけて前に進む。諦めずに勝利を目指し続ける限り、出場権獲得の夢はまだ終わっていない」などとエールも綴っている。

 トピックの内容の通り、すでに本大会出場が決まったものの森保ジャパンの戦いには、最後まで海外からの視線が向けられることは間違いないようだ。大詰めを迎える最終予選、他国の対戦も含め残り2試合とも、その内容に注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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