中日・井上監督「俺も凄く反省しなきゃいけない点がある」大野、根尾が炎上し今季最多10失点惨敗
2025年5月20日(火)21時52分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 中日2—10DeNA(2025年5月20日 横浜)
中日は先発の大野が1回1/3を4失点、2番手の根尾も2回2/3を5失点と炎上し、今季最多10失点で大敗した。
大野は中12日、根尾は中13日での登板で、井上監督は「俺も凄く反省しなきゃいけない点がある。試合展開にもよるけど、投手の登板間隔が空きすぎちゃう」と責任を背負った。出場機会が少ない若手野手にもミスが連発し「“試合に出ていないからしゃーないわ”じゃダメ。結局ミスをするということは“もっと足りてないんじゃないの、練習が”と。そこは促しながら、はい上がっていかせるしかない」と、熱弁を振るった。
以下は一問一答
——大野が早期降板
「ベンチから見ていると、雰囲気とか球の勢いというのは、例えば141キロでもいい球いっているとか、152、3でもあまりいっていないとかは、俺らは一応、ずっと見ている人間だから分かる。今日の(大野)雄大は全然いってない。それに四球を絡めての失点の仕方というのは、俺もちょっと厳しいなという判断。早い回だったけど、あそこで代えなかったらもっとボロボロになるんちゃうかなと思った」
——根尾はその回は食い止めたが
「だからそこは、長い間投げていなかった(根尾)昂を、やっぱり試合に出たいとか投げたいオーラを俺は感じていたし。練習から。昂を投入することで止めてくれるんちゃうかなと思って出した」
——ミスも出て大量失点
「これは俺も反省しなきゃいけない点がある。試合展開にもよるんだけど、投手の登板間隔が空きすぎちゃう。他の連中もみんな一生懸命元気を出して頑張ってくれてはいるんだけど、もっと使ってあげていれば、緊張感もなく。ミスも出るんだとすれば、もっとこまめに使ってあげればミスもなかったのかなって。でも、これはそういう世界で生きていかないといけないから。“試合に出ていないからしゃーないわ”じゃダメなんだわ、結局。そこでミスをするということは“もっと足りていないんじゃないの、練習が”というようなことを促しながら、はい上がっていかせるしかないんで。そこはコーチ陣もみんなちょっと釘を刺して“もっともっと足りないってことでしょ”というようなことをやっていかないと。そこで弱いチームというレッテルは貼られてしまうんだよと。そこを“打破しようぜ”という形でスタートしているのに、これでズタズタ、ボロボロっていくわけにはいかない」
——2—10でも
「ある意味、俺はそういったボロが出て、1対0で負けても、10対2で負けても負けは負けだから。そこでどういった意識をみんなが持ってくれるか。そして、俺を含めてコーチ陣がどういった形で指導した方がいいのかなということも、もう一回、改めてやらないといけないと感じた試合だった」
——浜のプロ初安打など好材料も
「何か、もの凄い霧の中で一輪だけ花が咲いたみたいだけど。アイツにとっては記念の、メモリアルヒットだろうし。だけど、それで騒いでいるようでは。アイツもこの世界で頑張って生きていきますよ、というスタートを切れたのは良かった。“でも、それだけじゃないでしょ、あんたの目標は”ってところですね」
——根尾の次回は
「いや、そこは今、俺がみんなの前では“ある”とか“ない”とかはまだ言えない。コーチミーティングを今やったんだけど、ちょっと時間が足りなかったんで。もうちょっと帰ってから話をしようかと。根尾をベンチまでいさせようか、抹消しようか、というのはまだ決めていない」