古田敦也氏「やっと時代が追いついた」 最新機器で投球データ可視化、経験則を理論で証明できる時代を歓迎
2025年5月20日(火)23時2分 スポーツニッポン
テレビ朝日「GETSPORTS」(日曜深夜1・55)が18日深夜に放送され、元ヤクルト捕手の古田敦也氏(59)、同投手の五十嵐亮太氏(45)、館山昌平氏(44)が出演。「現代野球とデータ」について語り合った。
番組では投球の球速や変化量などを計測できる最新機器「ラプソード」を紹介。同機器の投球スペシャルアドバイザーの肩書きを持つ館山氏が実際の投球も交えながら説明した。
館山氏はフォークの中でも無回転系、スライダー系、シンカー系の3種類を披露。回転軸や回転数などが計測で可視化されたことで再現性が高まり、同じ球種でも変化が違う球の投げ分けが可能になったことを熱弁した。さらに「どう変化させてどうやって打ち取ろうか、意識のレベルも一つ上がる」とメリットを強調した。
かつての名選手らが経験則で身につけていた技術が理論で証明される時代。古田氏は「やっと時代が追いついた。機械で数字が出てくれたおかげで、捕手のリクエストの意味が分かってもらえる」と歓迎していた。