【巨人】田中瑛斗「はるぴょん(井上)に勝ちを!」大勢に次ぐチーム2位の11ホールド&8戦連続0封
2025年5月21日(水)23時26分 スポーツ報知
11ホールド目をマークした田中瑛斗(カメラ・豊田 秀一)
◆JERA セ・リーグ 阪神4—5巨人(21日・甲子園)
巨人・田中瑛斗投手が火消しに成功し、8試合連続0封。セットアッパーの大勢に次ぐチーム2位&自己新を更新する11ホールド目をマークして勝利に貢献した。
激しい降雨の中、6回2失点とゲームメイクした先発・井上温大(はると)の白星を死守。「はるぴょんに勝ちを!」と後輩左腕の力投に気持ちで応えた。
5—2と3点リードの7回。巨人ベンチは2番手で中川を投入した。しかし木浪に適時三塁打、中野に適時内野安打を許し、一気に1点差に詰め寄られた。同点、逆転ムードまで漂う敵地・甲子園。2死一塁、3番・森下を迎えた場面で阿部監督にマウンドへと送り出された。
日本ハムから現役ドラフトで加入し“右殺し”として期待される右腕は「何としても勝ちでつなぎたかった。全力で投げ込みました!」。フルカウントから選んだのは151キロの高速シュート。虎の若き主砲を遊ゴロに封じ込んだ。森下は試合前時点で巨人戦の打率4割5厘、4本塁打と無類の強さを誇っていた。チーム、さらには中川も救う、大きな仕事だった。