「北スペインを離れるつもりはない」バルサ戦で躍動の久保建英　欧州メディアが来季のレアル・ソシエダ残留に太鼓判！

古巣相手に存在感を見せつけた久保。来季もソシエダでプレーすることになりそうだ(C)Getty Images

　終盤を迎えているラ・リーガでレアル・ソシエダの久保建英が、さらに輝きを放っている。現地時間5月20日（日本時間21日）にはカンプノウスタジアムで行われたバルセロナ戦に後半途中から出場、古巣を相手に躍動しチームも２−１で勝利、今季のリーガ王者からの金星に貢献した。

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　今月初めに行われた第33節レアル・マドリー戦でも決勝点を挙げ、こちらも元所属クラブ撃破を成し遂げており、大一番で実力を発揮していることも今季のハイパフォーマンスを象徴している。

　結果を残し続けている今シーズンも残り3節となり、来季の契約や他クラブへの移籍など、リーガを沸かせる日本人MFにはさまざまな噂も流れていることも確かだ。しかし、久保とレアル・ソシエダの関係が簡単には途絶えることが無いことも欧州メディアから伝えられている。

「この日本人選手は、この北スペインの地を離れるつもりはない」

　そう言い切っているのはポーランドのサッカーサイト『Weszło!』だ。5月21日配信となった久保の特集記事の中で21歳の現在の境遇がいかに充実しているものであるかを記している。

　同メディアはピッチ内外について、今季のここまでを振り返っており「この日本人は、ボールのないところでも輝きを放っている。例えば、相手陣地でのプレスの回数、素早いボールの受け方、など多くのディフェンス分類でもトップクラスに位置している。監督のイマノル・アルグアシルは、ハードワークする選手、NBAで言うところの両サイドで活躍する選手が好きだ。クボはそのような選手なのだ」とプレーを称賛。

　さらに「イマノルのスタイルに完璧に適応しているこの日本人がいないレアル・ソシエダは、今や誰も想像できないだろう。彼は、スピードがあり、気が強く、クリエイティブなサッカー選手であると同時に、勤勉で戦術的に優れた選手であり、常に自分の不完全な部分にも意識を向けている」として、チームへの貢献度、さらにプレーヤーとしての資質も評した。

　他にもピッチ外のエピソードとして「彼は、多くのファンから支持されている。最近では、レアル・ソシエダの月間最優秀選手賞を受賞した後、地元のスーパーマーケットで3時間にわたってサイン会を行った」とサポーターとの交流の様子も記している。

　記事の中では「来季も100％、トゥリ・ウルディン（レアル・ソシエダの愛称）だ」と久保本人のコメントも紹介されている。その言葉通り、今季何度も歓喜を起こしたクラブと久保の蜜月は、もうしばらく続いていくこととなるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]