合計15のタイトルもたらし退任…アンチェロッティ監督がレアルに別れ「素晴らしい旅だった」

2025年5月23日(金)19時57分 サッカーキング

レアルから退任が発表されたアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードは23日、カルロ・アンチェロッティ監督が今シーズン限りで退任することを発表した。

 現在65歳のアンチェロッティ氏はユヴェントスやミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン(PSG)を率いた後、2013年夏にレアル・マドリードの指揮官に就任。2シーズンで合計4つのタイトルをもたらすと、2015年夏に退任するも、2021年夏に復帰し現在に至るまで指揮を執っている。“第一次政権”を含めてここまで獲得したタイトルは合計「15」に上り、昨シーズンはラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)を制覇した。

 しかし、PSGからフランス代表FWキリアン・エンバペを獲得して迎えた今シーズンは、タイトル席巻が期待されながらも不安定な戦いに終始。ラ・リーガで“宿敵”バルセロナの後塵を拝し、コパ・デル・レイとスーペルコパ・デ・エスパーニャで準優勝、CLでベスト8敗退という結果に終わった。主要タイトルを逃したことにより、レアル・マドリードは現地時間23日付でアンチェロッティ監督の退任を正式発表した。

 計6年間を率いたレアル・マドリードとの別れに際し、アンチェロッティ監督は公式X(@MrAncelotti)を通じて次のようなコメントを発表した。

「今日、我々は再び別れることとなった。私はレアル・マドリードの監督として過ごしたこの素晴らしい2度目の在任期間中に経験したすべての瞬間を再び心に刻んでいる。ここ数年間は忘れられない年月であり、感動とタイトル、そして何よりもこのエンブレムを代表するという誇りに満ちた素晴らしい旅だった」

「フロレンティーノ・ペレス会長、クラブ、選手、スタッフ、そして何よりも常に私を仲間のように感じさせてくれたファンに感謝する。我々がともに成し遂げたことは勝利だけでなく、その道のりも含めてレアル・マドリードのファンの記録に永遠に残るだろう。ベルナベウでの魔法のような夜は、今やサッカーの歴史の一部となった。今、新たな冒険が始まるが、レアル・マドリードとの絆は永遠だ。ファンのみんな、またすぐに会おう」

 なお、アンチェロッティ監督についてはレアル・マドリードからの退任発表に先立ち、ブラジルサッカー連盟(CBF)から同国代表の指揮官に就任することが発表されている。6月に控えるFIFAワールドカップ26南米予選の2試合が初陣になる予定だ。


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