玉座に返り咲き…イブラが祝祭を宣言「さあ、王者らしく祝え。イタリアはミランのものだ」
2022年5月24日(火)17時3分 サッカーキング
セリエ第37節終了時点で首位に立つミランは、22日に行われた最終節でサッスオーロと対戦した。引き分け以上で2010−11シーズン以来の優勝が決定する中、前半から3ゴールを挙げて王者にふさわしいことを証明。ミランは3−0で完勝し、史上19度目の玉座に就いた。
2010−11シーズンの優勝経験者でもあるイブラヒモヴィッチは、再びミランを王者に返り咲かせるため、2020年冬に帰還。2年半の時を経て、チームをスクデット戴冠へ導いたイブラヒモヴィッチは、ロッカールームで思いの丈を語った。
「俺がここに到着した時、(その後に加入した選手たちの時も)チームを信じているヤツはほとんどいなかった。だけど、犠牲を払う必要があることを理解した時…苦しみ、信じ、努力した時に俺たちはひとつになった」
また、イブラヒモヴィッチはシーズンを戦い抜いた選手たちとチームのディレクター職に就く面々に、感謝の思いを示した。
「ひとつになれば、俺たちが達成したようなことができる。今、俺たちはイタリアのチャンピオンだ。まず最初に、すべての選手に感謝したい。俺は今、チーム全員を代表している。パオロ(・マルディーニ)、リッキー(・マッサーラ)、イヴァン(・ガジディス)にも感謝だ」
最後に、イブラヒモヴィッチは11シーズンぶりにスクデット戴冠を成し遂げたチームを称えるとともに、声高らかに祝祭の開幕を宣言した。
「簡単なことではなかった。だが、今シーズンの俺たちは真のチームだ。開幕当初、誰も俺たちを信じてなかったことが、チームをより強くしていった。君たちをとても誇りに思う。俺の願いを聞いてくれ。さあ、王者らしく祝え。ミラノだけではない。イタリアはミランのものだ」