【世界卓球】張本美和「全ての技術で勝てるものがなかった」中国の世界2位に完敗し涙 女子単メダルに届かず…ダブルスで雪辱へ

2025年5月24日(土)12時31分 スポーツ報知

張本美和

◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第7日(23日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)

 【ドーハ(カタール)23日=宮下京香】日本勢の4人が臨んだ女子シングルス準々決勝で、世界ランク日本勢最高6位で16歳の張本美和(木下グループ)は、同2位の王曼昱(中国)に0—4で完敗し、メダル獲得に届かなかった。「改めて強さを感じた。全体的に言うと、全ての技術で勝てるものがなかった。前回の対戦で自分ができなかったものを補えていなかったので、相手は何しても勝てるという感じだった。試合をしていて打開策があまり見つからなかった」と振り返り、試合後は涙が止まらなかった。

 昨夏のパリ五輪を含め過去の対戦で5連敗。今年4月のW杯ではフルゲームまで追い詰めたが、惜敗。今回はその反省を踏まえて臨んだ舞台だった。しかし第1ゲーム(G)序盤、相手は劣勢になるとすぐにサーブの回転を変え、張本に襲いかかった。張本の3—1から7連続。一気に流れは王にいった。第2G以降も戦術で先手を打った相手に張本はペースを握られる形で進行し、張本の得意とするバックのラリーでも相手に上回られた。第3Gの劣勢になった場面で、張本はたまらずタイムアウトを要求したが、打開策は見つからず、悔しい完敗となった。

 敗戦から一夜明けて24日には、木原美悠と組む女子ダブルスの準決勝が控える。シングルスとは違う戦いではあるが、第2シードで左利きの蒯曼と組む王曼昱との再戦がすぐに実現する。「悔しいけど、切り替えてリベンジしたい」。16歳は3種目出場してきた初めての世界卓球を勝利で締めくくる。

スポーツ報知

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