石川遼は71「最悪にはならなかった」4打差8位で最終日へ 日本プロ選手権
2025年5月24日(土)17時5分 スポーツニッポン
◇男子ゴルフツアー 日本プロ選手権第3日(2025年5月24日 岐阜県 三甲GC谷汲C=7337ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、6位から出た19年大会覇者の石川遼(33=CASIO)は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算8アンダーで8位に後退した。首位と4打差で最終日を迎える。
時折強まる雨の影響を受けたムービングデー。石川は波に乗り切れなかった。1番パー5で2オンに成功し幸先よくバーディーで滑り出したのに、2番でアプローチをミスしてボギーでつまずいた。
3番、4番はショットをピン側につけて連続バーディーでエンジンがかかったかに見えた。しかし、その後はチャンスをつくれず、難関パー3の7番でもグリーン左からのアプローチがグリーンに届かず、後半の10番でもボギー。15番でカラーから4メートルをパターで沈めてアンダーパーに持って行くのが精いっぱいだった。
フラストレーションの残るラウンド。石川は「今日はショートアイアンで何回グリーンを外しちゃったかな」と首をひねった。
2番はセミラフからグリーン奥に打ち込んだ。14番パー3の第3打も60度のウエッジで「自分的には完ぺきだった」という1打が想定よりも飛んでグリーン奥に落ちるミスショットになった。
「打った瞬間“入れ”と思うほどだったのに全然違うところにあった」。芝についた水滴などの影響もありアイアンの距離がコントロールできなかった。
それでも意地の71。石川は「最悪にはならなかったし、うまくいかなかったなりには抑えられたスコアかな」と謙虚に話していたが、首位を走っていたノリスがペナルティーを科された影響もあって、優勝の可能性を残して最終日を迎える。
「自分のやるべきことをやって、それがスコアにつながればいい」。5年ぶりの日本プロ2勝目は手の届くところにある。