【高校野球】聖隷クリストファーがサヨナラ負け…エース左腕・高部陸の粘投実らず…東海大会1回戦
2025年5月25日(日)8時22分 スポーツ報知
東海大会1回戦で敗れた聖隷クリストファーの選手たち
◆高校野球◇東海大会 第1日 ▽1回戦 三重3−2聖隷クリストファー(24日・ダイムスタジアム伊勢)
1回戦2試合が行われ、春季県大会を初制覇した聖隷クリストファーは、三重(三重2位)に2—3でサヨナラ負けした。エース左腕の高部陸(2年)が粘りの投球を続けたが、6回に2点リードを追いつかれ、9回に連打で失点した。悪天候のため、この日予定された桐陽(静岡2位)—豊川(愛知1位)戦など2試合は25日に順延。5位決定戦は実施されなくなった。
高部の粘投も報われなかった。2—2の9回2死から二塁打を浴び、続く打者の左前打でサヨナラの走者が生還した。県王者として乗り込んだが、春夏通算27度の甲子園出場を誇る難敵・三重に屈した。
9回1死三塁の勝ち越し機に、三塁走者だった高部は捕手のけん制で刺されていた。「切り替えようと思って、絶対に抑えようと思ったんですが最後は直球がインコースに投げ切れず、真ん中に行ってしまった」と悔やんだ。
打線はすべて単打の10安打と5四死球で1、6回以外は走者を出しながらも、三重を突き放せなかった。25日に68歳の誕生日を迎える上村敏正監督は「勝ってしまうとミスを忘れちゃうんで。負けたとなれば、何が悪かったと考えられるようになる。攻撃のあと一押しが足りなかった」と夏に向けての課題を挙げていた。