アメフト立命大 今年の背番号22もエグい ルーキーRB奥村が出場2戦連続TDラン
2025年5月25日(日)18時11分 スポーツニッポン
◇関西学生アメフト春季大会 立命大40—14京大(2025年5月25日 王子スタジアム)
疾風のように、フィールドを駆け抜けた。第3Q6分16秒、立命大のオフェンス。この試合、初めてオフェンスに入ったRB奥村倖大(1年)がボールをキャリーした次の瞬間にディフェンスを置き去りにする。31ヤードTDラン。リターンでも、密集を右に左に駆け抜け、約60ヤードをゲインした。
今季初戦の東海大戦(4月27日)に続くTD。オフェンスでは、2プレーだけ出場し、いずれもエンドゾーンまで達している。背番号「22」といえば、昨年チームを9年ぶりの大学日本一へ導き、ミルズ杯&甲子園ボウルMVPに輝いた山嵜大央(現富士通)のナンバー。偉大すぎる先輩の代名詞に萎縮するどころか、存在を超えそうな雰囲気を秘めている。
「(出た時は)メチャクチャ緊張しました。(サイドラインから)期待されているのが分かったので、期待に応えなければ、と思って」
立命大でレギュラーを狙う一方、28年ロサンゼルス五輪で正式競技に採用されたフラッグフットボールの活動にも参加する。強化指定選手24人の枠に入り、週末は東京でチームに合流。「二刀流」の毎日は、「大変だけど、ホントに楽しい」と充実感をにじませる。
「いろいろな人とつながって輪が広がるし、勉強にもなる。それはメチャクチャうれしい」
スケールの大きさでも、奥村は「先代」にヒケを取らない。