岩井千怜 米ツアー初優勝「落ち着いてスタートを切れた」序盤バーディー量産で6打差圧勝
2025年5月26日(月)5時36分 スポーツニッポン
◇米女子ゴルフツアー リビエラマヤ・オープン最終日(2025年5月25日 メキシコ エルカマレオンGC=6583ヤード、パー72)
最終ラウンドが行われ、1打差の2位から出た岩井千怜(22=Honda)が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算12アンダーで逆転し、米ツアー初優勝を飾った。
最終18番でパーパットを沈めた岩井千怜は、双子の姉の岩井明愛、勝みなみ、吉田優利らからのシャンパンシャワーを浴び「こんなに勢いあるんだと思った。日本のプレーヤーも海外の方も来てくれて嬉しかった」と笑顔で話した。
1番で7メートルを沈めてバーディー発進してトップを捉えた。2番で単独首位に立つと3番は1メートル、パー3の4番は2メートルにつけて、パー5の5番は第2打をグリーン奥に運んでアプローチをピン側に寄せて伸ばし、6番では4メートルを決めて4連続バーディー。6ホールで5つ伸ばし一気にリードを5打に広げて独走態勢を築いた。
最後は2位に6打差をつける圧勝だった。「昨日もノーボギーで落ち着いて回れたので、今日も良い感じで落ち着いてスタートを切れたのが良かった」と勝因を語った。
昨年の最終予選会を2位で通過し、岩井明愛とともに今季から米ツアーに本格参戦。明愛はここまで2度2位に入っていた。自身は11位が最高でトップ10入りさえなかったが、姉より一足先に悲願を達成した。
家族が見守る中での初優勝に「凄く嬉しい。次の試合も家族、チームのみんなと頑張ります」と次戦のメジャー全米女子オープンに視線を向けた。